デビッド・クルサードが飛行機墜落事故から奇跡的に生還した日 / F1回顧録
デビッド・クルサードは、20年前に飛行機墜落事故から奇跡的に生還した。

2000年4月23日、マクラーレンに所属していたデビッド・クルサードはホームレースであるシルバーストンでのF1イギリスGPで2連覇を達成。だが、9日後の5月2日にその幸福感は悲しみに変わった。

デビッド・クルサードは、当時の恋人ハイジ・ウィチリンスキ、フィットナストレーナーとともにモナコ行きのプライベートジェットに乗っていた。しかし、飛行中にエンジンにトラブルが発生。2人のパイロットはリヨンで緊急着陸を試みた。

しかし、飛行機は滑走路の先に2輪で不時着したが、翼のひとつが地面に触れて、鼻先から激しく墜落した。コックピットと飛行機の残りの部分は切り離されて炎が上がった。

残念ながらパイロットと副操縦士は死亡。だが、彼らの飛行機を着陸させるための英雄的な試みにより、奇跡的にデビッド・クルサード、ハイジ・ウィチリンスキ、トレーナーは脱出できた。

その直後の第5戦スペインGPでは、肋骨にひびが入っているというハンデを抱えながらもデビッド・クルサードは見事2位に入り、『鉄人・不死身のF1パイロット』と呼ばれた。

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カテゴリー: F1 / デビッド・クルサード