F1
上海スポーツ連盟は、新型コロナウイルスの死者が500人に迫ろうとしている今、F1中国GPを中止するよう主催者側に勧告している。

世界で確認された新型コロナウイルスの症例数は2万3000例を超え、WHO=世界保健機関は新型コロナウイルスについて、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」だと宣言した。

水曜日にF1ストラテジーグループの会議が行われ、4月19日に開催されるF1中国GPの中止もしく延期が議論された。

世界各国の政府は、中国から来た人や最近の中国への訪問した人の旅行禁止を強化し始めている。オーストラリア、シンガポール、米国などの国では、中国からの市民と旅行者の入国を全面的に禁止。英国外務省は、リスクを最小限に抑えるために中国本土全体での“最も重要な旅行以外のすべて”を取りやめるよう勧告。大手航空会社ブリティッシュ・エアウェイズは中国本土とイギリスを結ぶ全ての直行便を当面の間、運休している。

このような状況を受け、上海スポーツ連盟は声明で次のように述べた。

「市のスポーツ社会組織の状況に応じて、休日後の流行状況を防止および制御するために、次の措置を講じる必要がある。まず、すべてのイベントを一時停止し、スポーツ局が流行中にスポーツイベントを開催しないという要件を厳密に実施し、流行が終わるまですべてのスポーツ活動(パフォーマンス、フォーラム、外部交流などを含む)を一時停止する」

この声明は、検討のためにFIAと戦略グループに渡されたと理解されている。F1ストラテジーグループは会議後、公式の声明はまだ発表されていない。

F1を統括するFIA(国際自動車連盟)は、新型ウイルスの感染拡大により、3月21日に予定されていた中国・三亜でのフォーミュラEのレースを中止することを決定している。

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カテゴリー: F1 / F1中国GP