シャルル・ルクレール F1アメリカGP予選1位も「無線でパニックに陥った」
シャルル・ルクレールは、2023年F1アメリカGPの予選でポールポジションを獲得したが、エンジニアからの無線メッセージでフロントローでスタートするチャンスを失ったと勘違いしてパニックに陥ったと明かした。

シャルル・ルクレールは、Q3終了時点でマックス・フェルスタッペンとポールポジションを巡る熾烈なバトルを繰り広げていた。ルクレールが1分34秒723のラップで暫定ポールポジションを獲得すると、フェルスタッペンはその記録をわずか1000分の5秒差で上回った。

だが、フェルスタッペンのラップタイムはその直後、トラックリミット違反により削除された。しかし、ルクレールのレースエンジニアであるザビエル・マルコス・パドロスがこの事態を伝えたとき、フェラーリのドライバーは自分がポールポジションを受け継いだことに気づかず、自分のラップタイムが削除されたと思っていた。

「エンジニアに『トラックリミット』と言われ、その後『フェルスタッペンに』と言われて心臓発作を起こしたよ」とルクレールは説明した。

「『トラックリミット』と聞いたとき、ステアリングホイールとヘルメットを殴ったんだ。『フェルスタッペンに』と聞いて、『オーケー、それは僕たちにとって良いニュースだ』と思った。

「だから、その場の勢いで、興奮しすぎないように『トラックリミット』の前に名前を教えてくれとシャビに言ったんだ」

ルクレールはベルギーGP以来のグランプリポールポジションを獲得。その間にチームメイトのカルロス・サインツが2回グリッドの先頭に立っている。

フェラーリが日本GPに持ち込んだアップグレードによって、ルクレールはマシンに自信を持ち始めたという。

「全体として、それはまさにシーズン初めからマシンはあまり一貫性がないと不満を言っていた」とルクレールは説明した。

「オーバーステアを超えると、全体的なグリップが大幅に失われていた」

「今回のアップグレードはまさにそのためのもので、そのおかげでもう少し自信がつき、自分の好みの方法で車をセットアップし、僕が通常楽しんでいるようにフロントを少し強化することができるようになった。それ以来、このクルマにもっと安心して乗れるようになった」

「でも、まだかなりの数のレースが残っているし、やるべきことはまだたくさんある。だから、プッシュし続ける必要があるけど、いくつかの前進を遂げたのは確かだ」

シャルル・ルクレール F1 アメリカグランプリ

シャルル・ルクレール

「スプリント・ウィークエンドでは、FP1からうまくやることが重要だ。チームとしてマシンを準備するために素晴らしい仕事をしたし、予選のすべての段階でスタートから気持ちよく走ることができた。このコースでのレースは大好きだし、この街の雰囲気も素晴らしい。明日はまたゼロからのスタートで、1日中スプリントに費やされることになるけれど、今は日曜日のためにこのポールポジションを楽しむことができる」

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カテゴリー: F1 / シャルル・ルクレール / スクーデリア・フェラーリ / F1アメリカGP