シャルル・ルクレール、130R片手運転も「F1が簡単になったわけではない」
フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1日本GPの決勝レースで鈴鹿サーキットの130Rを片手で運転する映像が、F1が簡単になりすぎていることを示しているとの見解を否定した。

F1日本GPの接触でミラーにダメージを受けたシャルル・ルクレールは、所定の位置に保持するためにミラーを抑えながら130Rを片手で運転。この動画を見た関係者は、F1マシンがあまり挑戦的ではなくなったと指摘した。

130Rは曲率半径130mという事実に由来しており、このダブルエイペックスの左コーナーはモータースポーツ界最速・最恐コーナーのひとつとして知られており、F1では約305km/hのエントリースピードで進入するため、ドライバーの体には3.5Gの負荷がかかる。

この映像を見た元F1ドライバーのカルン・チャンドックは「狂気の沙汰だ・・・2020年はF1のダウンフォースレベルを大幅に削減する必要があることを明確に示している! マシンを運転しにくいものにする必要がある。グリップよりもパワーだ!」とコメント。

また、マックス・チルトンは「ちょっと考えたんだけど、こんなに簡単に走れてしまうのなら、パワーステアリングをなくしてみては?あのようなタイヤとあのスピード、ダウンフォースであれば、チャレンジングであるべきだ。明らかにそうではないように見える」と語った。

しかし、シャルル・ルクレールはそのような見解を否定する。

「その見解には同意できない。クルマはどんどん速くなっていると思う。過去とは制約が異なっている」とシャルル・ルクレールはコメント。

「したがって、130Rのようなコーナーは10年前ほど難しくなくなっているかもしれない。でも、F1マシンが速くなったことではるかに難しくなっているコーナーはたくさんある」

「もちろん、今の130Rは以前ほど難しくはない。でも、以前よりもはるかに速く、挑戦的になっているコーナーはたくさんある」



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カテゴリー: F1 / シャルル・ルクレール / スクーデリア・フェラーリ / F1日本GP