カルン・チャンドック
カルン・チャンドックが、ヒスパニア・レーシングでF1デビューを果たすことへの喜びを語った。

2010年のF1開幕まで約一週間。カンポスを買収して誕生したヒスパニア・レーシングは、ブルーノ・セナのチームメイトとしてカルン・チャンドックを起用することを発表。カルン・チャンドックは、F1で2人目のインド人F1ドライバーとなる。

レースドライバーとしてヒスパニア・レーシングの体制発表会に参加したカルン・チャンドックは「本当に信じられない気分だよ!」と微笑んだ。

「F1でレースをするという生涯の夢を成し遂げられることに本当にわくわくしている。僕たちはこのチャンスのために何年も取り組んできた。やっと達成できた今は、正直にいうと少しシュールな気持ちだ。ミハエル(シューマッハ)や(フェルナンド)アロンソのようなワールドチャンピオンと同じグリッドに並ぶことになるバーレーンに到着して初めて完全に理解すると思う」

「家族と僕はとてもストレスの多い冬を過ごしてきたし、特にSunder Mulchandani氏、コリン・コレス氏、バーニー・エクレストン氏に感謝したい。彼らなしでは全ては遠い夢だっただろう。僕の父は昨年の8月からこのために本当に懸命に働いてくれた。2011年にはインドGPが予定されているので、すぐにF1はインドで最も人気のあるスポーツの1つになるだろう。今日は、僕だけでなく、僕の国にとっても誇らしい瞬間だ」

「できるだけ準備するために冬の間に本当にハードなトレーニングをしてきた。チェンナイで多くを過ごし、最も暑い11時にサイクリングやランニングをしていた。F1カーは高速で強いGフォースがかかるので首に特に負担がかかるので、首の筋肉を鍛えるために特別なエクセサイズに集中してきた。最初の数レースは厳しいだろうけど、できるだけ多くジムで頑張っているよ」

「テスト時間によって僕たちが他チームよりも不利なのは事実だけど、僕はダラーラが造るマシンをとても信頼している。僕はずっとダラーラ氏と良い関係を築いてきた。2008年のモンツァのGP2レースの前に彼を訪れたとき、彼が僕がすぐにF1にいけると信じていると言ってくれたことを思い出す。僕たちがここで一緒にいられるのは素晴らしいことだ」

「コリン・コレスは、僕たちがバーレーンのグリッドに着くために素晴らしい仕事をしてくれているし、待ち受ける挑戦に興奮している。テストができないので最初の数レースは厳しいだろうけど、少なくとも僕は以前バーレーンに行ったことがあるのでサーキットをわかっている。たくさんのエンジニアや上級職の人と合ったけど、みんなとてもモチベーションが高い。来週サーキットで彼らと働くのを楽しみにしている」

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カテゴリー: F1 / カルン・チャンドック / HRT