ケータハム CT01
ケータハムの技術責任者を務めるマイク・ガスコインが、2012年F1マシン「ケータハム CT01」について語った。

チームが冬の間に行っていた技術的な概要、そしてCT01の新しい部分について説明していただけますか?
一言で言えば、新しいレーシングカーをデザインして組み立ていたよ! オフシーズンを通して、風洞を最適化する多くの作業を含め、今年のマシンの開発で鍵となるいくつかのエレメントに集中していた。

今年の技術レギュレーションの変更部分を考察していた。最も顕著な部分はノーズボックスとプッシュオフ・テストに合格しなければならないことだった。クラッシュテスト周りの規約によって初テスト前にマシンがホモロゲートされなければならなくなったし、1回目のテスト前の1ヵ月から6週間前まで全てのホモロゲーションテストを早めなければならなかった。その点では非常に成功した開発プログラムがあったし、クリスマス前にはシャシーを完全にホモロゲートしていた。実際、我々は全てのテストに合格した1番目のチームだったと思う。

マシンの設計は2011年前半から進んでいた。我々にとって技術的な面で本当に安定といえる1年だし、ルノー・スポールのF1エンジン、レッドブル・テクノロジーのギアボックスを継続することによって、何がうまく働いているか、どのように予想できるかを正確にわかっている。これまでは事実上、毎年、新しいデザインチームであるだけでなく、ギアボックスやエンジンの組み合わせも新しかった。だが、今はテクニカルディレクターのマーク・スミスの元でデザインチームは非常に安定しているし、設計の詳細に関してずっと大きな前進を果たすことができる。それはホモロゲーションの過程でも実際に確認できた。

マシン製造は非常にスムーズに進んだ。マシンは2月7日のヘレスでの初テストにむけて完全に準備ができている。空力開発に関してはイタリアでプログラムを続けていたが、ウィリアムズの風洞にも開発プログラムを拡大し、我々のリソースを大きく増大させることができた。それらの全てによって、我々はより優れた競争的なマシンを得られると思っているし、それを終えて、テストしてどのような数値を証明するかを楽しみにしている。

大きな変化は何ですか? 素人目に何に注目すればいいですか?
エアロダイナミクスが常にパフォーマンスと改善の主な焦点だ。去年はブロウン・ディフューザーが重要だったし、2010年にそれを持っていなかった我々は苦しんだ。2011年シーズンの間、我々は常に他チームに追いこうとしなければならなかった。

今年、ブロウン・ディフューザーが禁止されることが有利に運ぶのは確かだ。他チームはかなり多くの開発時間わけて、我々よりもずっと多くを引き出すことができた。技術開発面での競争は多少減るだろう。だが、エアロダイナミクスは開発の主な特徴のひとつだ。そのため、我々はそこにさらに追加でリソースを割いた。

KERSは?
今年、マシンにKERSを搭載するのは秘密ではない。昨年終盤、それはミッドフィールドのマシンとのレースに本当に影響を及ぼし始めた。予選や最終的なレースポジションに影響した。2011年の最終戦でヘイキは良いスタートをしてポジションを多く上げたが、KERSがないことによって失った。

2012年マシンに組み込まれるKERSは我々にとって良い前進だ。ブラジルでは我々の前のマシンに対してこれまででベストな予選ができたし、KERSがあれば彼らの何台かを予選で上回ることが可能だっただろう。それも2012年について非常にポジティブに感じている理由のひとつだ。

このノーズについてはいかがですか? かなり多くの議論を生んでいますが・・・
そうだね、ノーズが高くなり過ぎないように、ノーズボックスの高さを制限するよう規約が変更された。我々のチャレンジは、マシン下にクリーンな気流を流せるように常にシャシーをできるだけ高くしたいということだ。CT01に見られるものはそのための我々の解決策だ。

我々は最初にマシンを出したので、多くの議論がなされているが、2012年のレギュレーションによって今年は大部分のマシンにこの種のノーズを見ることになるだろう。

2012年の目標は?
まずはトラックでマシンを見てみて、最初のテストでフィードバックを得る必要があると思う。マシンを走らせるまでは数値とシミュレーションデータしかない。だが、全てのチームがグリッドを上げることを望んでいるし、我々も他ならない。ここ2年間、我々は10位でフィニッシュできたし、それが目標だった。だが、今は再び前進するときだと思う。トラックに出てどうなるか見てみよう。

関連:
ケータハム、CT01を発表 - 2012年1月25日
ケータハム CT01 - 主要諸元表

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カテゴリー: ケータハム