F1 カルロス・サインツ レッドブル・レーシング
カルロス・サインツは、昨年ルノーに移籍することを決断した段階でレッドブルに戻れないことはわかっていたと語り、また噂されているトロロッソ時代のマックス・フェルスタッペンとの不仲を改めて否定した。

カルロス・サインツは、2019年にレッドブル・レーシングでダニエル・リカルドの後任を務めると考えられていたが、チームはジュニアプログラムのメンバーであるピエール・ガスリーをトロロッソから昇格させることを選んだ。

経験豊富なカルロス・サインツではなく、ルーキーのピエール・ガスリーを起用する決断の裏にはマックス・フェルスタッペンの影響があると考えられていた。二人は2015年にトロロッソでチームメイトだった際に激しいライバル関係にあった。

しかし、カルロス・サインツは、マックス・フェルスタッペンがレッドブルの決定に影響を与えて自分の2019年のレッドブル・レーシング移籍を阻止したとは感じていないとF1のポッドキャスト Beyond the Grid に語った。

マックス・フェルスタッペンが自分の昇格を拒否した可能性はあるかと質問されたカルロス・サインツは「わからないけど、ノーと言えるだろう。実際にドライバーがそのようなことに影響を与えるとは思わない」とコメント。

「彼に質問するのはとても難しい問題だけど、僕たちはうまくやっていた。もちろん、競争意識はあるけど、彼がヘルムート(マルコ)やクリスチャン(ホーナー)とのところに行って『ノー。僕はカルロスを望まない』と言うとは思えない」

「まず第一にそんなことを行った時点で弱く聞こえるからね。チームボスのところにいって、彼とチームメイトになりたくないなんて言ったら、すでに弱い人間だと思う。第二に、彼がそんなことを言うとすら考えていない」

2016年の4レース後にマックス・フェルスタッペンがレッドブル・レーシングに昇格するまでのトロロッソでの彼との関係について、カルロス・サインツは、二人が不仲だったというのは誤解だと語る。

「パドックの大きな謎のひとつだ。誰もが僕とマックスがお互いを憎んでいると思っている。そんなことはまったくない」とカルロス・サインツはコメント。

「僕たちはその年を楽しんでいた。約束できるよ。僕たちはコース外でも多くの楽しみがあった。コース上では僕たちはかなり競争力があった」

「僕たちは、自分たちのキャリア、僕たちの初年度、ルーキーシーズンのF1の経歴をかけて戦っていることをわかっていた。人々が考えているよりもずっと僕は彼と仲がよかった」

カルロス・サインツは、2017年の残り4戦でトロロッソを離れて、ルノーのファクトリーチームに加入するという決断の方が、レッドブル移籍の可能性に大きな打撃を与えたとし、こうなる可能性があることは認識していたと説明した。

2019年にマクラーレンへの移籍が決定しているカルロス・サインツは「彼らはピエールを起用する可能性が最も高いと考えていたし、他のオプションを探し始めていた」とコメント。

「トロロッソを離れてルノーに行った瞬間にレッドブルに行くチャンスを失ったとわかったというのが実際のところだ」

「トロロッソと4年目を走りたくないというのが、僕の決定、決断、思考プロセスの一部だった。当時、ルノーは僕に関心を示してくれいたのでルノーに行きたかった」

「ルノーに行って、1~2年後にルノーにスペースがあれば、信用を失うことはわかっていた。ある意味、ファミリーを捨てるということだからね」

「でも、最終的に自分にとって良い決断だったと確信している。まずルノーに行って、来年、マクラーレンで走る機会を得られたことにとても満足している」

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カテゴリー: F1 / カルロス・サインツJr. / レッドブル・レーシング