2024年 F1カナダGP 初日:トップ10 F1ドライバーコメント
2024年のF1世界選手権 第9戦 カナダGPの金曜フリー走行でトップ10入りしたドライバーのコメント。

角田裕毅は8番手、チームメイトのダニエル・リカルドは5番手とRBが好発進。トップタイムはフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がマークしたが、FP1はウェット/ドライ、FP2はドライ/ウェットとコンディションが目まぐるしく変わり、真のペースは見えない初日となった。

1番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
「天候のせいで特にFP1では周回数が少なく、フィールド全体にとって難しい金曜日だった。路面は完全に濡れても乾ききってもいない状態だったけど、予選や決勝ではこのような状況になる可能性もあるため、今日の結果は今週末の残りの日程にとって非常に有益な情報となるだろう。明日も同じようなコンディションであれば、予選で鋭い判断を下し、タイヤ選択を的確に行うドライバーが大きなアドバンテージを得られるだろう。観戦する人たちにとっては興味深い展開になるだろうけど、我々チームとしてはタイヤのチョイスを正しく行い、最大限に活用することを目指すことになるだろう」

2番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「今日はとても楽しかった。しかし、周回を重ねるごとに路面コンディションが変わり、多くのことを学ぶのは難しかった。最初は路面が濡れていて、乾いて、また雨が降った。全体的にはクルマのフィーリングは良かったけど、ライバルたちとの相対的なポジションについては明日にならないとわからない。今日はクルマに信頼感があり、終始自信を持っていた。FP3では、通常、予選のパフォーマンスに重点を置く。でも明日は、レースペースの評価も必要だ。予選に向けて、変更したい点を明確にしなければならない。正直なところ、今日、ドライバーやチームが学んだことは多くないだろう。でも、明日も同じような天候になるかもしれないので、興味深い展開になるだろう」

3番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)
「天候が不安定だったため、今日はストップ&ゴーの一日だった。FP2では、インターミディエイトとスリックの両方で、コースが乾きつつある中、かなりの距離を走ることができた。そこで学んだことや、例年とは少し異なる挙動を示す新しいターマックについてもいくつか収穫があった。セットアップとインターミディエイトの挙動に関する良いデータを得ることができた。今週末は雨の予報が出ているため、このデータは非常に重要になるかもしれない。地元の観客の前でレースをするのはいつも素晴らしいことだし、明日の予選では、彼らに歓声を上げてもらえるような走りを目指したい」

4番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
「今日は、コースインするたびにコンディションがかなり違ったので、学ぶことはあまりなかった。一日を通してかなりの周回を走れたので、そこはポジティブだった。明日が楽しみだ。予選に向けてすべてをまとめ上げたいと思う」

5番手:ダニエル・リカルド(RB)
「今日は良い一日だったし、フィーリングもかなりいい。FP1の直前は、今日は走行しないかもしれないと思っていたので、FP2で両方のコンパウンドでかなりの周回をこなして、この日を終えることができて良かった。良い状態にあると感じているので、今夜はあまり多くは手を加えずに、細かい部分を調整するだけにするつもりだ。今朝、路面がかなり早く乾いたし、以前よりもずっと滑らかになっているので、タイヤへの負担が少し軽くなったように感じる。明日もこのようなミックスドコンディションになるようであれば、適切なタイミングで適切なタイヤを履くことが重要になるだろう」


6番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)
「学ぶことは尽きないが、今日はスリックタイヤとインターミディエイトタイヤの両方で走行する機会があった。すべてのタイヤセットでマシンに良い感触を得られたので、ポジティブな要素だ。明日が楽しみだ。今日得られたのは、マシンのフィーリングと、ドライコンディションで得られたペースだ。非常にポジティブな感触だった」

7番手:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「今日は素晴らしい気分だった。どんなコンディションでも、とにかく走りたくて仕方がなかった。このようなサーキットではコース上での時間を最大限に活用することが必要なので、それができたことを嬉しく思う。大切なのはペースを築くことだ。今日は、コンディションと新しく舗装された路面を理解することも重要だった。マシンは終始好調だった。自己ベストを更新するはずだったラップを最後まで走り切れなかった。ここは僕たちが訪れるサーキットの中でも最高のコースのひとつなので、とても楽しめた。最近、土曜日は僕たちにとってより厳しいものになっているけど、マシンは僕のインプットに反応してくれていると感じている。最終的に順位がどうなるかは明日の午後にならないとわからないけど、今日は全体的にとても良い一日だった」

8番手:角田裕毅(RB)
「チームとしてはポジティブな一日でした。僕自身については、まだ改善すべき点がいくつかありますが、コンディションが何度も変わったおかげで、全体的にとても楽しい一日でした。特に、今年はウェットコンディションでの走行があまりなかったので、ウェットコンディションでのインターミディエイトタイヤでの走行は、自分自身にとっても良いトレーニングと学習の機会となりました。また、データ収集にも役立ちました。ご存知の通り、皆それぞれ違うことをしていましたが、ペースを見る限り、悪い状況ではありません。雨のコンディションでも良いパフォーマンスを発揮できると感じたし、ウェットでもドライでも自信があります。いつものように、今日の走行から改善すべき点もありますし、ミッドフィールドは依然として非常にタイトですが、ここ数レースでやってきたことを続けて、特定の部分を微調整し、明日すべてを仕上げていきます」

9番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「全体的には、FP2のプラクティスセッションは順調だったし、少しリスクを冒してコースに出るのも楽しかった。週末を通して同じようなコンディションになりそうなので、スリックタイヤとインターミディエイトタイヤで何周か走れて良かった。どちらのコンパウンドでもクルマの感触は良かったし、DRSが閉じている状態でもスリックタイヤの感触はすごく良かったので、ラップタイムはもっと縮まるはずだ。今日の走行では、4位と9位の間を走っていたので、明日に向けては全体的にポジティブな気持ちだ」

10番手:セルジオ・ペレス(レッドブル)
「全体的には、今日のコンディションは非常にトリッキーだったと思う。明日の予選では、適切なタイミングでコースに出るということが非常に重要になるだろう。FP2ですでに適切な周回でプッシュしなければ、コンディションやトラックの状態がかなり変化し、大きな違いが生じてしまうことが明らかになった。クルマには調整したい点がいくつかありましたし、変更すべき箇所についてはだいたい見当がついている。でも、今日の天候に左右されたトラック上で結論を出すのは非常に難しいと思う。インタータイヤに関しては良い進展が見られ、かなりポジティブな結果だった。スリックに関しては、適切なタイミングでコースに出ていなかっただけなおで、心配はしていない。明日は競争力が見られるだろう」

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カテゴリー: F1 / F1カナダGP / F1ドライバー