キャデラックF1 2026年参戦へ100億円規模のタイトルスポンサー契約を模索
キャデラックF1チームは2026年のF1参戦初年度に向け、5500万〜7000万ドル(約81億4000万〜103億6000万円)規模のタイトルスポンサー契約を目指していると報じられている。 チームはすでに複数の有名ブランドとのスポンサー契約を発表しているが、最も大きな露出と資金をもたらすタイトルスポンサー枠はまだ空席のままだ。

ゼネラルモーターズは来季、新規参入チームとしてF1デビューを果たし、11番目のチームとしてグリッドに加わる。同社はこのプロジェクトに向けて長期間準備を進めており、すでにバルテリ・ボッタスとセルジオ・ペレスを2026年シーズンのドライバーとして発表している。

しかしながら、現時点でタイトルスポンサーは発表されていない。ブランドによる年間契約額は2000万ドル程度から存在するが、米Sports Business Journalによれば、グレアム・ロードン率いるチームは5500万〜7000万ドル規模のスポンサー契約を模索しているという。エクセル・スポーツ・マネジメント(Excel Sports Management)、ワッサーマン(Wasserman)、ライト・フォーミュラ(Right Formula)といった名前が候補として挙がっているものの、正式な決定には至っていない。

キャデラックF1は最近、トミー・ヒルフィガーとジム・ビームをスポンサーに迎えたと発表しているが、タイトルスポンサーは未定であるため、ブランドにとって最大の露出機会が残されている状態だ。

セルジオ・ペレスは、キャデラックF1での復帰に備え、カートでトレーニングを再開している。両ドライバーは2025年シーズンを欠場しており、特にペレスは昨シーズンの成績を理由に2025年シーズン開幕前にレッドブルとの契約が終了していた。

チーム代表のグレアム・ロードンはペレスの準備について次のように語った。

「彼がドライブの仕方を忘れているとは全く思わない。彼はいま少しカートをやっているし、間もなくシミュレーターにも乗る予定だ。実車でのテストも行うつもりだよ。だから、彼が開幕までに十分なスピードを取り戻すことに疑いはない」

ペレスとボッタスはいずれも経験豊富で安定したドライバーだ。過去のチームでも結果を残してきており、キャデラックF1にとってゼロからのスタートとなる来季において、彼らの経験はチームの開発や研究に大きな助けとなることが期待されている。

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カテゴリー: F1 / キャデラックF1チーム / F1スポンサー