キャデラックF1 セルジオ・ペレスとの契約急がず「複数候補を検討中」
2026年のF1参戦を目指すキャデラックF1チームに関し、注目を集めていたセルジオ・ペレスとの契約報道は事実ではなかったことが明らかになった。共同オーナーのダン・タウリスは、チームが「急ぐつもりはない」と語っている。

セルジオ・ペレスはF1マイアミGPの週末に、メキシコの大富豪でスポンサーのカルロス・スリムとともに現地入り。キャデラックF1のキーパーソンであるダン・タウリスとも接触しており、これを受けてセルジオ・ペレスが3年契約にサインしたとの憶測が一部メディアで報じられた。

しかし、カナダ紙『Le Journal de Montreal』の取材に応じたダン・タウリス(TWGモータースポーツCEO)はこの報道を否定。「我々は急いでいない」と明言し、「現在取り沙汰されている名前の中にも、確かに我々のリストに載っているドライバーはいるが、まだ決定には至っていない」と述べた。

候補には、セルジオ・ペレスのほか、バルテリ・ボッタスや周冠宇、さらにインディカーの有力アメリカ人ドライバーであるコルトン・ハータの名前が挙がっているが、チーム代表のグレーム・ロードンは「検討しているのはその数人だけではない」と語っている。

キャデラックF1は、昨年末にマイケル・アンドレッティが一歩退いたことを受け、TWGモータースポーツが共同オーナーとして運営に参画。現在はセルジオ・ペレスを含む複数の候補を視野に入れながら、2026年のF1初参戦に向けて着実に体制を整えている段階だ。

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カテゴリー: F1 / キャデラックF1チーム / セルジオ・ペレス