【SUPER GT】 ジェンソン・バトン 「GT500マシンは小さなF1のようだね」
ジェンソン・バトンは6日(火)、鈴鹿サーキットでSUPER GTタイヤメーカーテストに参加。GT500マシンの印象を語った。
元F1チャンピオンのジェンソン・バトンは、8月26、27日に鈴鹿サーキットで開催されるSUPER GT 第6戦 “SUZUKA 1000km THE FINAL”にGT500クラスに参戦するTEAM MUGEN(MOTUL MUGEN NSX-GT)の武藤英紀、中嶋大祐とトリオを組み、第3ドライバーとして参戦することが決定している。
6日に行われたテスト初日、ジェンソン・バトンは横浜タイヤのテストを行うNo.16 MOTUL MUGEN NSX-GTをドライブ。
午前の走行が終了した後には記者会見が開かれ、ジェンソン・バトン、ホンダの山本雅史モータースポーツ部部長、TEAM MUGENの手塚長孝監督の3人が記者からの質問に答えた。
カテゴリー: F1 / ジェンソン・バトン / SUPER GT
元F1チャンピオンのジェンソン・バトンは、8月26、27日に鈴鹿サーキットで開催されるSUPER GT 第6戦 “SUZUKA 1000km THE FINAL”にGT500クラスに参戦するTEAM MUGEN(MOTUL MUGEN NSX-GT)の武藤英紀、中嶋大祐とトリオを組み、第3ドライバーとして参戦することが決定している。
6日に行われたテスト初日、ジェンソン・バトンは横浜タイヤのテストを行うNo.16 MOTUL MUGEN NSX-GTをドライブ。
午前の走行が終了した後には記者会見が開かれ、ジェンソン・バトン、ホンダの山本雅史モータースポーツ部部長、TEAM MUGENの手塚長孝監督の3人が記者からの質問に答えた。
ジェンソン・バトン
「鈴鹿に戻ってくることができ、光栄に思います。ここでは2011年の日本GP優勝をはじめ、忘れられない思い出がたくさんあります。SUPER GTのNSX-GTで、また走ることができるのはとても嬉しいです。この機会を与えてくれた山本部長やホンダの皆さんに感謝します。SUPER GTのことは、トレーニングを一緒にやることもある友人のジェームス・ロシター(No.36 au TOM'S LC500)にも素晴らしいレースだと聞いていますし、以前からレースをフォローしてムービーも見ています。F1にはないオーバーテイクもたくさんあって最初から最後までエキサイティングだと思いました。また世界最速のGTカーだと思いますし、クルマメーカー、タイヤメーカーの戦いもあり、とてもチャレンジングなチャンピオンシップで、参加するのが楽しみです。ロシター以外にもヘイキ(コバライネン、No.1 DENSO KOBELCO SARD LC500)、カート時代に一緒だったロニー・クインタレッリ(No.23 MOTUL AUTECH GT-R)など、知っているドライバーも多いので、鈴鹿1000kmがとても楽しみです。午前の走行ではそれほど走ってはいないですが、NSX-GTにはとても良い印象を持ちました。GT500マシンはダウンフォースも大きくてとても速いですね。小さなF1のように感じました。あとは、早くクルマの特徴を掴んで、チームに貢献したいです。実は、屋根があって、シートが片側に寄っているレーシングカーは初めてのチャレンジなんです。同じクルマに乗るチームメイトが2人もいるのも初めて。でも、2人からアドバイスをもらえるので心強く感じています。SUPER GTには熱心なファンがたくさんいると聞いていますので、鈴鹿1000kmには僕を応援してくれるファンにも来てほしいと思っています。だから、彼らに会えるのが、本当に楽しみなんです。でも、走るからにはサクセスを、優勝を目指したい。ファンの皆さんのため、多くの方への感謝に応えるため、良い準備をして、鈴鹿1000kmではベストを尽くして走ります」山本雅史 (ホンダ モータースポーツ部 部長)
「昨年、バトン選手と食事をした際に、SUPER GTのGT500マシンに興味があると言ってくれました。ならばと、サンクスデー(Hondaのファン感謝デー)に昨年のテストカーに乗ってもらいました。思った以上におもしろいとなって、鈴鹿1000kmならレースで乗れるのではと。これがことの始まりです。元々はお酒の席の話が盛り上がったんですよ(笑)。もちろん、私たちとしてはF1チャンピオンの、ワールドクラスの、先日もモナコGPに出場した経験を、GTの車両やチームにフィードバックしたいという面もあります。先日、シート合わせをしたのですが、彼が気付いたことが早くも参考になりました。16号車のドライバー2人も優秀ですが、彼らにも得るものはあるし、チームもそれを得て強くなるはずです。F1のチャンピオンがSUPER GTに出るのは初めてだと思いますが、その決断をしてくれたバトン選手に感謝しています」TEAM MUGEN 手塚長孝監督
「この話が決まったときは本当にビックリしました。そして、私もチームも(F1世界王者を走らせることに)プレッシャーも感じましたね。今日午前の走行はほんの10周ほどでしたが、彼から得るものがありました。タイヤやクルマのインプレッションも、(レギュラーの)2人とはまた違う視点があり、さすが世界チャンピオンだと思いました。これを基にチームも新しいアプローチを考えたいと思います。今日の午後、明日も走行がありますし、バトン選手には期待しています。鈴鹿1000kmの予選や決勝で彼をどう使うかは、天候や状況がまだ分かりませんから。でも、チームにとって良い形を探っていきたいです。ただ、GT300クラスを抜くのは大変だと、今日のテストの状況(GT300車両が少ない)でも言っていましたね。今日、明日と少しでも走ってもらい、SUPER GTのレースを学んでもらえればと思います」カテゴリー: F1 / ジェンソン・バトン / SUPER GT