ジェンソン・バトン
ジェンソン・バトンは、ようやくチャンピオンシップポイントを獲得したマクラーレンは、ホンダとのプロジェクトに関する短期的な目標と長期的な目標の両方を維持する必要があると考えている。

前戦F1モナコGPではジェンソン・バトンがマクラーレン・ホンダに今シーズン初ポイントをもたらしたが、F1カナダGPが開催されるジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでは再びパワーユニットのパワー不足が露呈する可能性が高い。

マクラーレン・ホンダは、開幕戦から進歩を遂げているが、最前線に返り咲くにはまだ長い道のりが待っている。

「モナコは、僕たちにとって飛び抜けたレースだったと思う。モナコは低速コーナーが多い。僕たちは高速コーナーよりも低速コーナーの方が力を発揮できると思っているし、6レースを戦って4ポイントを獲得できるのであれば、獲らなければならない。その瞬間を楽しまないとね」

「勝つことに慣れているけど、今は勝っていない。だから、僕たちが膝をつきあわせて“勝てなければ意味はない”などと言っていたら、しばらくは落胆してしまうだろうね!」

「もっと大きなことを成し遂げるためには踏み台が必要だ。一番の目標はワールドチャンピオンシップに勝つことだ。レースに勝てればいいというわけではない。ワールドチャンピオンシップに勝たないといけない」

「その道のりには細かいゴールも必要だし、あの週末の出来事についてはチーム全体がとても喜んでいたと思う。特にホンダは2008年以来のポイントだったはずなので、かなり久しぶりだし、きっとみんなの自信を後押しすることに役立ったと思う」

F1カナダGPに先立ち、ホンダはトークンを2つ使ってパワーユニットを開発している。しかし、現段階ではパフォーマンスと同じくらい信頼性も重要だとジェンソン・バトンは考えている。

「もちろん全員がパフォーマンスを欲しているけど、バーレーンでの僕のトラブル、フェルナンドの過去2戦の問題など、僕たちがレースで抱えてきた問題を考えると、レースを最後まで戦えるようにする必要もある。本当にバランスが大事だ」

「誰だって前進したいし、どのレースに行っても毎回“どのポジションになると思う? どのくらい速く走れそう?”とか聞かれるけど、難しいバランスなんだ。全てのバランスをうまくとろうとするのは厄介だ」

またジェンソン・バトンは、ジル・ヴィルヌーヴ・サーキット構成を踏まえ、マクラーレン・ホンダにとってはさらにチャレンジングな週末になりそうだと予想する。

「モナコよりちょっとタフな週末になりそうだ。カナダは最高のサーキットだし、いつもアクションが多い。何が起きるか予測できるようなレースではない」

「とにかく自分たちのことに集中して、自分たちのプランを進め、それからポジションを見ていかなければならない。もちろん、ここはロングストレートがある。いくつかポジティブな改良を施せていると思うけど、それが十分かどうかは見てみないとわからない」

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カテゴリー: F1 / ジェンソン・バトン / ホンダF1 / マクラーレンF1チーム