2026年F1イギリスGP 限定リバリー&スペシャルヘルメット総まとめ
F1イギリスGPでは、各チームやドライバーがホームレースや特別な節目を祝うため、多数のスペシャルリバリーや限定ヘルメット、特別仕様のレーシングスーツを用意した。

ホームレースならではの歴史や伝統を反映したものから、ドライバー個人の歩みや文化的背景を表現したものまで、多彩なデザインがシルバーストンを彩る。

■ マクラーレン
ホームレースを迎えるマクラーレンは、数週間前に迎えたF1通算1000戦出場に続き、シルバーストンでもスペシャルリバリーを投入した。今回のデザインは1966年にデビューしたチーム初のF1マシン「マクラーレンM2B」に着想を得たもので、通常のパパイヤカラーに代わり、ホワイトを基調とし、ノーズにはブリティッシュ・レーシング・グリーンを採用した。

1968年以前は参戦国ごとにマシンカラーが定められており、イギリス車はブリティッシュ・レーシング・グリーンを使用していた。その歴史への敬意を現代風に表現したデザインとなっている。



ランド・ノリスとオスカー・ピアストリはホワイト基調の特別レーシングスーツを着用し、背中には創設者ブルース・マクラーレンの名前が刺繍されている。リバリーとレーシングスーツはファンからも高い評価を受けており、週末を通して大きな注目を集めそうだ。



■ アービッド・リンドブラッド
レーシングブルズのルーキー、アービッド・リンドブラッドは、自身初となる母国GPを記念したスペシャルヘルメットを披露した。英国系インド人アーティストのナビンダー・ナングラとの共同制作によるもので、3歳でモータースポーツを始めた頃から、今季オーストラリアGPでF1デビュー戦入賞を果たすまでの歩みが、手描きイラストで描かれている。

ヘルメット上部には「Dream Big」「My Path, My Way」という言葉がグラフィティ風に描かれ、下部にはイギリス、インド、スウェーデンの国旗を配置し、自身のルーツも表現した。

デザインを担当したナングラは制作について「完成まで何度も会話やメッセージ、電話を重ね、本当に共同作業だった。特別な瞬間だからこそ妥協したくなかった」と語る。

ナングラ自身もディスレクシア(読字障害)とインド系という背景を持ち、リンドブラッドとの共通点を感じていたという。あえて利き手ではない手でイラストを描くことで、子どものような自由な線を残し、より本物らしい温かみのある作品を目指した。

ナングラは「これはF1ではパンクなデザインだ。次世代に新しい可能性を示したい」と説明している。

過去3戦連続でポイントを獲得している18歳は、この特別なヘルメットとともに母国GPでさらなる好結果を狙う。



■ ルイス・ハミルトン
ルイス・ハミルトンにとってシルバーストンは単なるホームレースではない。ここで歴代最多となる9勝を挙げており、自身にとって特別なサーキットである。

フェラーリ加入後は、マクラーレンやメルセデス時代を象徴した黄色いヘルメットを再び使用しているが、チームの赤いキャップとの組み合わせが難しいと感じていたという。そのため今週末はヘルメットだけでなく、グローブ、レーシングシューズ、キャップにも黄色を取り入れ、自身のレーシングキャリアを象徴するカラーをより広く採用した。

シルバーストンのスタンドにも、多くの黄色いキャップが並ぶことになりそうだ。



■ ウィリアムズ
ホームレースを迎えるウィリアムズも、特別仕様のデザインを投入する。FW48のノーズやシャシー側面にはユニオンジャックをイメージした輝くカラーを追加し、アレクサンダー・アルボンとカルロス・サインツJr.も同様のデザインを採用したレーシングスーツを着用する。

さらに、ガレージの装飾やチームウェアもこの週末限定仕様となっている。



■ カルロス・サインツJr.
サインツJr.はチームの特別リバリーとレーシングスーツに加え、新しいヘルメットデザインも初披露した。シルバーストンは2022年に自身初優勝を飾った思い出の地であり、その特別な舞台を選んで新デザインを公開した。

発表映像は映画『007』を思わせる演出となっており、赤を基調に新しい「55」ロゴを配置。それでもヘルメット上部にはおなじみの「チリ(唐辛子)」のデザインが残されている。


■ キャデラック
アメリカのチームであるキャデラックにとって、今年のイギリスGPは7月4日のアメリカ独立記念日と重なる特別な週末となる。さらに2026年はアメリカ建国250周年でもあり、それを祝うスペシャルリバリーを投入した。

通常のブラックとホワイトに代わり、赤・白・青を基調とした星条旗デザインを全面に採用。ガレージやドライバーのヘルメットも同じテーマで統一され、トミー・ヒルフィガーとの限定チームウェアやグッズも販売される。


■ バルテリ・ボッタス
バルテリ・ボッタスもチームの特別仕様に合わせ、パートナーのティファニー・クロムウェルがデザインした限定ヘルメットを使用する。

アメリカ国旗の星条旗を大胆に配置し、国鳥であるハクトウワシも描かれている。また、有名な「Route 66」を、自身のカーナンバーにちなんだ「Route 77」へ変更する遊び心も盛り込まれた。ボッタスらしくラメもふんだんに取り入れられている。


■ ランス・ストロール
ランス・ストロールもホームレースに合わせたスペシャルヘルメットを披露する。アストンマーティンのスポンサーであるマアデンとの共同制作で、テーマは「パティナ」。銅や青銅などの表面に自然に形成される保護膜をモチーフに、原材料が高度なテクノロジーへと進化していく過程を表現している。

デザインはモナコGPで使用したアストンマーティンの特別リバリーにも通じるもので、ブリティッシュ・レーシング・グリーンとの組み合わせによって、シルバーストンの太陽の下でひときわ映えるデザインとなっている。


■ オスカー・ピアストリ
ピアストリはイギリスGPの3日間すべてで異なるヘルメットを着用する。

金曜日はJ・デムスキーによる作品で、視力検査のアムスラー格子を思わせる線の歪みを取り入れた未来的なデザイン。土曜日はニック・トムによる赤や紫を基調としたサーマルグラデーション風の作品を使用する。

そして決勝日の日曜日はデビッド・ノットによるデザインを着用。赤、オレンジ、黄色、青、紫の大胆な曲線が流れるように描かれ、動きのある夕焼けを思わせる仕上がりとなっている。


■ オリー・ベアマン
ハースのオリー・ベアマンも母国GPを記念したスペシャルヘルメットを披露した。金曜日朝にファンステージで公開されたデザインは、ユニオンジャックとレーシングストライプを組み合わせたものとなっている。

頭頂部には自身のマスコットキャラクター「Obbie the Bear(オビー・ザ・ベア)」が描かれ、アーティストのデビッド・ジョンソンと共同制作された。このキャラクターはイギリスGP限定グッズにも採用されており、ベアマンにとってホームレースのラッキーチャームとなることを期待したい。



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カテゴリー: F1 / F1イギリスGP