F1サンパウロGP:FIAが土曜日に「レベル4」豪雨警報を発令

金曜のインテルラゴスはおおむねドライコンディションとなる見込みで、各チームはスプリント予選に向けて貴重な走行機会を得られるとみられている。FIAの予報によれば、金曜の降雨確率はわずかで、仮に雨が降ってもごく軽いものにとどまる見通しだ。
土曜は「昨年の悪夢」再来か スプリントが最も危険な時間帯に
しかし、土曜の天気予報は一転して劇的な変化を示している。FIAの最新予報では、非常に強い雨と雷雨の可能性が高く、昨年同様にセッションの延期や中断が発生するリスクが指摘されている。昨年は土曜の豪雨により予選が日曜朝に順延された経緯がある。
今年もスプリントが最も影響を受けるとみられ、FIAは最大「レベル4」に達する豪雨を警告。これは同連盟の気象システムで最も強い降雨レベルを示すものだ。現時点で、現地時間の午前9時(スプリント開始の約2時間前)までに豪雨や雷雨が襲う確率は80%と予測されている。
雨はその後弱まる見込みだが、それでも「レベル2〜3」の降雨が続く可能性が高く、スプリント予選もウェットコンディションになる可能性がある。
風速75km/hの強風も 天候の急変リスクが最大要因に
さらに、強風も土曜の重要なファクターとなる。FIAの予報によれば、スプリント時には最大75km/hの突風が吹く可能性があり、その後の予選でも65km/h前後の風が続く見通しだ。インテルラゴス特有の変わりやすい気候を考慮すると、FIAが示す「40%の降雨確率」以上に実際の影響が拡大する可能性もある。
土曜の天候次第では、スプリントの開始時間や予選の実施が再びスケジュール変更される事態も想定される。チームやドライバーは、変動する天候への迅速な対応が求められる週末となりそうだ。
カテゴリー: F1 / F1ブラジルGP / FIA(国際自動車連盟)
