バルテリ・ボッタス キャデラックF1移籍を示唆?「いいシートだ」とSNS投稿
2026年のF1復帰を目指す元メルセデスF1ドライバーのバルテリ・ボッタスが、自身の将来に関するヒントをSNSで公開し、キャデラックF1との関係を匂わせている。

2024年末にキック・ザウバーから放出されたボッタスは、今季は古巣メルセデスにリザーブ兼テストドライバーとして復帰し、ここまで多くのグランプリに帯同している。35歳となった今もF1に対する情熱は冷めておらず、ポッドキャスト『Beyond the Grid』では「F1での挑戦はまだ終わっていない」と語っていた。

その中でボッタスは、レッドブルF1の今季マシンRB21が手こずるマシンであることに触れ、「リアム・ローソンや角田裕毅のような若手より、経験豊富な自分のようなドライバーの方がうまく対応できるかもしれない」と、関心を示す場面もあった。

しかし、現実的な選択肢として注目されているのは2026年からF1参戦を予定しているキャデラックF1だ。

SNSに投稿された動画の中で、ボッタスはカウボーイハットを被り、キャデラックのロードカーに近づくと、カメラの誘導に応じて車のドアを開け、内装のレザーシートに触れながら「いいシートだ」と一言。このさりげない演出がファンの間で話題となっている。

キャデラックF1は、ボッタスのほかにセルジオ・ペレス、ミック・シューマッハ、元チームメイトの周冠宇といったF1未所属ドライバーを候補に挙げているとされている。

ボッタスは同ポッドキャスト内でもキャデラックF1のプロジェクトに対する関心を語り、次のように述べた。

「彼らはまだそこまで急いでいないと思う。とにかく来年マシンをグリッドに並べるために非常に多忙な状況だ」

「でも、僕にとってはすごく面白いプロジェクトに見える。F1にとって新しい存在であり、アメリカのチームならではの視点を持っているかもしれない」

「もし自分がその一員になれたら、本当に面白い挑戦になるだろう。ゼロからのスタートだから、自分がいろいろな部分に影響を与えることができる。どの方向へ進むかという部分にも関われる。それはすごくモチベーションになるし、うまくいったときの報酬も大きいと思う」

さらに、2026年から導入されるF1新レギュレーションにも触れ、「レギュレーション変更はいつも新たに飛び込むにはいいタイミングだ。もし最初からうまくいけば、いきなりトップ争いをする可能性もある」と、F1復帰への意欲をにじませた。

キャデラックF1が発足初年度にどのドライバーを起用するかはまだ未定だが、ボッタスが有力候補の一人であることは間違いない。今回の「いいシートだ」発言が、その布石である可能性は高い。




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カテゴリー: F1 / バルテリ・ボッタス / キャデラックF1チーム