バルテリ・ボッタス、燃料サンプル不足でF1イギリスGP予選失格処分…角田裕毅ら5人の順位が繰り上がり
バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)は、マシンに十分な燃料サンプルが残っていなかったとみなされ、2023年F1イギリスGPの予選から失格となった。

予選からの除外はこの違反に対する標準的な結果であり、このようなペナルティを受けたのは昨年のオーストラリアGPでアレックス・アルボンが最後になる。

ボッタスはすでに11番手でQ2進出を決めていたが、Q1でパワーがなくなったことを報告してコース上にストップ。第2セッションには参加できず、タイムを出せずに15番手となった。

しかし、セッション終了後、FIA(国際自動車連盟)は、テストのために1リットルを残すという必須要件を満たすには車両内の燃料が不十分であることを発見した。

予選でマシンがコース上に停止した場合、FIAはピットに戻るために使用した燃料の量も計算する。これは、マシンは自力で復帰する義務があるためだ。(レース終了時はこの限りではない)

FIAのテクニカルデレゲートであるジョー・バウアーは「今日の予選後、カーナンバー77について、1リットルの燃料サンプルとピットに戻るために消費される燃料の量を採取できることが確認された(技術規則第6.5.2条)。0.090リットルのサンプルを採取することができた」と述べた。

「1リットルのサンプルを作るのに必要な燃料量とガレージにクルマを戻すのに必要な燃料量は2.39リットルと計算されたため、この件はスチュワードの検討に委ねる」

スチュワードは、アルファロメオが十分な燃料サンプルを提供できなかったことについて、緩和するような状況はないと指摘した。

バルテリ・ボッタス(アルファロメオ) F1 イギリスグランプリF1イギリスGP予選失格となったバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)

予選失格が確定したことで、ボッタスは最後尾グリッドからスタートすることになった。これにより、セルジオ・ペレス、角田裕毅、周冠宇、ニック・デ・フリース、ケビン・マグヌッセンがそれぞれ1ポジションを上げることにある。

予選での問題について質問されたボッタスは、なぜマシンが止まってしまったのかわからないと答えた。

「まだ分からない。解明する必要がある」とボッタスはコメント。

「エンジンが止まってしまう原因はたくさんある。だからわからない。残念だけど、僕にできることはあまりない」

「Q2の最終タイムを見たわけではないので、カットオフからどのくらい離れていたのかはわからないけど、少なくとも今回はQ2進出を果たしたし、実際、非常に接近していた」

「だから昨日よりは前進できたと思う。ペースがどうなるかは明日まで待つ必要がある」

ボッタスは、最新のアップグレードパッケージがマシンを改善したと語った。

「一歩前進だと思う。今日はセットアップでもう少し引き出すことができたと思う。乗り心地やすべての面で異なるセットアップが必要だったようだ」

「低速パフォーマンスに影響を与えることなく、基本的には高速域でより負荷を実際に感じられるようになった」

2023年 F1イギリスGP 予選結果(修正版)

1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
2.ランド・ノリス(マクラーレン)
3.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
4.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
5.カルロス・サインツ(フェラーリ)
6.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
7.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
8.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
9.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
10.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
11.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
12.ランス・ストロール(アストンマーティン)
13.エステバン・オコン(アルピーヌ)
14.ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
15.セルジオ・ペレス(レッドブル)
16.角田裕毅(アルファタウリ)
17.周冠宇(アルファロメオ)
18.ニック・デ・フリース(アルファタウリ)
19.ケビン・マグヌッセン(ハース)
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失格:バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)

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カテゴリー: F1 / バルテリ・ボッタス