バルテリ・ボッタス 「ハミルトンの元エンジニアから多くを学んだ」
メルセデスのバルテリ・ボッタスは、2019年にルイス・ハミルトンの元エンジニアと仕事をしたことは“素晴らしい機会”だったとし、6回のF1ワールドチャンピオンのメソッドを学ぶことができたと語る。

昨年、バルテリ・ボッタスは、それまでエンジニアを務めていたトニー・ロスがフォーミュラEに異動になったことで、ルイス・ハミルトンのパフォーマンスエンジニアを務めていたリカルド・ムスコーニを新たなエンジニアに迎えた。

2019年のF1世界選手権の序盤戦でバルテリ・ボッタスは4戦で2勝を挙げてリードしていたが、最終的にタイトル争いから脱落してルイス・ハミルトンに敗れた。しかし、シーズンを通してこれまで以上に強いパフォーマンスを取り戻した。

バルテリ・ボッタスは、その進歩の一部はリカルド・ムスコーニとの仕事によって助けられたと語る。

「僕にとっては、エンジニアとの異なる仕事の仕方をするという変化があったのは良いことだった」とバルテリ・ボッタスは語る。

「ルイスと一緒に果たしていたリッチを来た。彼はルイスのドライビングテクニックとマシンのセットアップする方法について非常に詳細に知っている」

「通常のミーティングやデータから得られるものよりもさらに多くのものを手に入れる絶好の機会だった。エンジニアリング側でそのようなアプローチを採れるのは良いことだった」

3年前、ルイス・ハミルトンがメルセデスでニコ・ロズベルグとパートナーになったとき、チームの人事異動は不満の原因となった。

メルセデスは2016年に各マシンのエンジニアリングラインナップに5つの変更を加えた。これにはナンバー1のメカニックの交代も含まれており、その結果、通常のスタッフのメカニックが一斉に変わった。

バルテリ・ボッタスは、リカルド・ムスコーニが不満を引き起こすことなくガレージを移動できたことは、メルセデスの現在のドライバーがのポジティブな関係の証拠だと語る。

「それについて問題はなかった。それは僕たちがそのような物事に対処することを間違いなく示している」とバルテリ・ボッタスは語る。

「彼(ハミルトン)は今の自分よりもさらに良くなることを切望している。彼にとっても異なる人々と仕事をするのは常にチャンスだ」

だが、ルイス・ハミルトンはエンジニアリングの人事異動に問題はないが、それが物事を“難しくする”と認める。

ルイス・ハミルトン、自分のエンジニアリングチームと強い関係を築くことが重要であり、それをやり直す大きな仕事だとし、チームメイトとライバルに潜在的な利点を与えることにもなると語る。

「彼は非常に才能のあるエンジニアであり、当然、進歩を望んでいる。誰も同じポジションに留まることを望んではいないし、リードエンジニアであることはエンジニアにとって大きな目標でなければならない」とルイス・ハミルトンは語る。

「でも、僕たちは非常に多くのことを学び、協力して、彼から物を引き出してきた。彼は自分が持っていることに気づかなかったかもしれませんし、そうするのに時間がかかったかもしれない」

「だから、彼が反対側に行ったとき、彼は間違いなく『バルテリ、君はなぜこれらのことをしなかったのか。ルイスならばこれをする。なぜあなたはそうしないのか?』と言うだろう」

「今年はそれによってさらに難しくなった。『OK、どうやって合わせて以降?パフォーマンスを損なうことなく、同じことをしながら、これらの小さなことをどのように変更しよう?』と考えた」

「今ではそれを調整し、ステップアップしさせられている。すでに100%に近づいているときに、その1%が得られれば、ギャップは縮まる。だから、新しいエースを持ち込むのはとても難しい」


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カテゴリー: F1 / バルテリ・ボッタス / メルセデスF1