F1アゼルバイジャンGP FP3展開:フェルスタッペン2番手、ピアストリ3番手

一方で、角田裕毅は16番手に沈み課題を残す結果に。フェラーリやアルピーヌ勢はミスや接触に苦しみ、予選に向けて不安定な要素を抱える形となった。
スタートは静かな展開、路面はリセット状態
開始直後は各車の動きが鈍く、角田裕毅のマシンにはまだタイヤが装着されていなかった。朝の通り雨で路面は再びグリーンに戻り、風も強く、走行条件は難しい状態で始まった。
ベアマンが先陣を切る、硬いハードタイヤで様子見
ハースのオリバー・ベアマンが最初にタイムを記録。まだ路面は滑りやすく、1分47秒台と大きく遅いタイムでのスタートとなった。
ノリスとピアストリ、ソフト投入で本格アタック開始
前日走行を欠いたノリスがC6ソフトを装着し、マクラーレン勢が本格的にタイムを出し始める。ピアストリも続き、ここから一気にペースが上がった。
フェラーリが先行、ハミルトンが一時トップに浮上
ルイス・ハミルトンはターンでのミスもあったが、すぐに修正しトウを活かして1分42秒988をマーク。一時的にフェラーリ勢が上位を占めた。
ルクレールにトラブル、壁接触とタイム抹消
シャルル・ルクレールは10周使用したソフトで果敢にアタックするが、壁に軽くヒット。さらにトラックリミット違反でラップが抹消されるなど不安定な内容となった。
ガスリーが壁に接触、親指を痛める
アルピーヌのピエール・ガスリーが壁に当たり、手の痛みを無線で訴える。直線スピードに弱いマシン特性もあり、厳しいセッションが続いた。
フェルスタッペンが本領発揮、暫定トップへ
静かな金曜から一転、フェルスタッペンが新ソフトで1分41秒727を記録。ルクレールを0.6秒突き放し、レッドブルの修正力を示した。
アルボンが好走、トウを活かして3番手浮上
ウィリアムズのアレクサンダー・アルボンが新ソフトで強烈なタイムを出し、上位に割り込む。トウの効果もあり、マクラーレン勢に迫った。
終盤に混乱、ピアストリとフェルスタッペンがアタック失敗
ピアストリは飛び出しと渋滞でアタックを諦め、フェルスタッペンも同じく失敗。マクラーレン勢に対し決定的な一撃を与えられずリズムを乱した。
ノリスが最後に決める、FP3最速で締めくくり
ラストアタックでノリスが紫2セクターを刻み、1分41秒223を記録。フェルスタッペンに0.222秒差、ピアストリに0.254秒差をつけてFP3を制した。角田裕毅は16番手に沈み、改善の余地を残している。
F1 アゼルバイジャンGP フリー走行3回目 結果・ラップタイム1.ランド・ノリス(マクラーレン) - 1分41秒223
2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル) - 1分41秒445
3.オスカー・ピアストリ(マクラーレン) - 1分41秒477
4.ルイス・ハミルトン(フェラーリ) - 1分41秒499
5.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) - 1分41秒876
6.ジョージ・ラッセル(メルセデス) - 1分41秒964
7.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ) - 1分41秒983
8.オリバー・ベアマン(ハース) - 1分41秒985
9.リアム・ローソン(レーシングブルズ) - 1分42秒146
10.シャルル・ルクレール(フェラーリ) - 1分42秒209
11.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ) - 1分42秒267
12.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー) - 1分42秒428
13.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ) - 1分42秒486
14.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン) - 1分42秒591
15.フランコ・コラピント(アルピーヌ) - 1分42秒789
16.角田裕毅(レッドブル) - 1分42秒840
17.エステバン・オコン(ハース) - 1分42秒868
18.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー) - 1分43秒060
19.ピエール・ガスリー(アルピーヌ) - 1分43秒222
20.ランス・ストロール(アストンマーティン) - 1分43秒350
カテゴリー: F1 / F1アゼルバイジャンGP