F1アゼルバイジャンGP FP1展開:角田裕毅6番手 縁石破損で26分赤旗中断

チームメイトのオスカー・ピアストリは序盤にトラブルでストップするも、復帰後に2番手へ。フェラーリのシャルル・ルクレールが3番手に続き、初日から各勢力が拮抗する展開となった。
一方、角田裕毅は1分43秒738で6番手を獲得。混乱の多いセッションの中で安定感を見せ、チームメイトのマックス・フェルスタッペンを上回った。赤旗による長時間の中断やハミルトンの接触など、波乱に満ちた初日のプラクティスを振り返る。
■ セッション開始、路面は滑りやすく
グリーンライトと同時にアルピーヌのフランコ・コラピント、ザウバーのニコ・ヒュルケンベルグがコースイン。路面は非常にグリーンで、各車が慎重な走行を余儀なくされた。
■ 序盤、ノリスが暫定トップ
ランド・ノリスが1分44秒274をマークし序盤の基準タイムを樹立。マクラーレンの速さはここから際立っていく。
■ ピアストリ、PUトラブルで一時離脱
オスカー・ピアストリは開始直後にマシンを止め、降車。セッションを棒に振るかに思われたが、マクラーレンは「PUの不具合を修復」と発表。後半に復帰を果たすことになる。
■ アルボンとラッセルも異変
アレクサンダー・アルボンはミラーを落下させ、ラッセルは「焦げ臭い匂いがする」と無線。序盤から小さなトラブルが続いた。
■ 赤旗、ターン16縁石が破損
ターン16の縁石が浮き上がり赤旗中断。アラン・パーメイン(レーシングブルズ代表)は「デブリではなく縁石そのもの」と説明。26分もの貴重な走行時間が失われた。

■ 再開直後は大渋滞
13時09分にセッション再開。全車が一斉に飛び出し、コース上は渋滞。アイザック・ハジャーも「トラフィックがひどい」と無線で訴えた。
■ ハミルトン、ウォールに接触
13時20分、ルイス・ハミルトンがウォールをかすめ、フロントウイングとタイヤを損傷。「パンクだ」と無線で報告し、ピットへ戻った。深刻なダメージには至らなかったものの12番手に終わった。
■ ノリス、圧巻のトップタイム
新品ソフトでアタックしたノリスが1分42秒704を記録。紫セクターを並べ、2位に1秒以上差をつける快走。マクラーレンガレージは大歓声に包まれた。
■ フェルスタッペンは苦戦
マックス・フェルスタッペンはソフトタイヤでアタックを試みるも、ターンインでランオフへ。「ブレーキングで浮いている」と無線で訴えた。結果は7番手にとどまった。
■ 角田裕毅、安定感ある走りで6番手
角田裕毅はソフトで1分43秒738を記録し6番手。チームメイトのフェルスタッペンを上回り、安定した走りを披露した。混乱の多いセッションの中で確かな手応えを掴んだと言える。
■ ピアストリ復活、マクラーレン1-2
復帰したピアストリが1分43秒014を叩き出し2番手へ。マクラーレンはノリスと並んでワンツーを確定。序盤の不安を吹き飛ばした。
■ セッション終了、各勢力の明暗
チェッカーフラッグ。ノリスがトップ、ピアストリが2番手。ルクレールは3番手に入り、ラッセル4番手。アルボンが5番手と健闘した。
角田が6番手で上位に食い込み、レーシングブルズのローソンとハジャーも9・10番手でセッションを終えた。一方、アルピーヌ勢はガスリー19番手、コラピント20番手と苦戦を強いられた。
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