2024年F1 オーストラリアGP 決勝:11位以降 F1ドライバーコメント
2024年F1第3戦オーストラリアGPの決勝で11位以降だったドライバーのコメント。
優勝候補のマックス・フェルスタッペン、入賞の常連であるメルセデスの2台がリタイアしたレース。1台体制で臨んだウィリアムズは、0.928秒差でアレクサンダー・アルボンが入賞を逃し、母国グランプリのダニエル・リカルド(RB)は12位でフィニッシュした。
11位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「序盤のピットストップが、今日のレースペースの悪さを隠していた。早めにピットインしてトラックポジションを取り戻すことで、レースにとどまろうとしたけど、最終的にはライバルたちのペースが強すぎた。周りのマシンにペースを合わせようとするたびにグレイニングが発生してしまい、自分のレースができたときにはコンマ3.5秒も離されていた。グレイニングが多く、いたるところでマシンと戦っていたので、その原因をよく調べる必要がある。トップチームのうち3台がリタイアしているなかで、僕らがそれを活かせずライバルたちがそれをやってのけたのは悔しいけど、それでもポイント圏外に留まるにはペースが十分に速くなかった。ウィリアムズにとってはタフな週末になったけど、チーム一丸となってよく乗り切った。トラックのみんなが本当に頑張ってくれたので、彼らのハードワークと献身には感謝しかない。そしてもちろん、真のチームプレーヤーであるローガンにもね。正直なところ、この状況を考えれば自分のパフォーマンスには満足しているけど、チームとして結集し続け、日本に戻って戦えることを願っている」
12位:ダニエル・リカルド(RB)
「昨日のフラストレーションは昨夜のうちに発散して、今日は気持ちを切り替えた。今日は新たな一日として精一杯取り組み、いくつかいいスティントもあった。僕と同じように早めにピットインする選手が多かったけど、グリッド最後尾からのスタートだったので、なにかを試みる必要があった。ハードコンパウンドで臨んだ最初のスティントでは、VSCが導入されてグレイニングが早く、タイムを少しロスしたけど、2回目はかなり競争力があった。何度かブルーフラッグが振られる前、ラップタイム1分21秒台前半で走行できた周回もあった。ただ、十分にスピードが出ないコーナーがあり、まだなにかが足りない感触もあった。レース中、データを収集するのにいいポイントをマークしたので、マシンの状態を理解するのに役立つと思う。これまで重ねてきた準備もあり、もう少しいいウイークエンドにしたかったけど、パニックにならず、入賞を目指してチームと協力していくのみだ。マシン自体は昨年からさほど変わっているようには感じていない。アップデートはあったけど、特徴はとても似ている。その点はマシンを信頼しているし、すべてを変更する必要はないだろう。今後のレースで、ポジティブなパフォーマンスにつながるような解決策を見出せると思う」
13位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「ポイント圏外でレースを終えるつもりは決してないので、今日の結果には満足感はない。でも、僕たちはある程度の進歩を遂げ、自分たちが持っているものを最大限に活用しようと努めているし、今日はそれができたと思う。マシンのなかでベストを尽くし、難しいレースになることもあったが、最後まで粘り強く頑張った。僕たち全員が団結して努力を続けていく。上位との差を縮めていくために、近々いくつかのパーツを用意する予定だ。オーストラリアでは忙しい一週間でしたが、F1カレンダーの中で私のお気に入りの一つである鈴鹿でのレースをすでに楽しみにしている」
14位:バルテリ・ボッタス(ザウバー)
「良いレースが台無しになるのを見るのは決して素晴らしいことではない。ピットストップまでは物事は非常に順調だっただけに、悔しい。スタートは良かったし、何よりもペースが良かったので、ポイントを獲得できるはずだった。僕たちに影響を与えている問題を解決するためにまだ努力しなければならないことは明らかだ。僕たちがこれまでに行ったことによって発生率は大幅に減少しましたが、今日のようにリスクは依然として存在する。そこには不運の要素があり、ピットクルーが他にできることは何もなかった。これは解決する必要のある技術的な問題だ。それでもポジティブなことはいくつかある。パフォーマンスは向上しているし、チームがもたらしたアップグレードによって一歩前進し、ポイントを獲得できるはずだった。序盤はフェルナンドと争っていたし、8位か9位には手が届いていたと思う。間もなくさらなるアップグレードが予定されており、日本GPではさらに大きなステップを踏むことができると思う」
15位:周冠宇(ザウバー)
「難しい週末だった。ピットレーンからのスタートはいつもトリッキーだし、DRSトレインにはまったことでオーバーテイクが難しくなった。今日はチームにとってポイント獲得のチャンスがあったけど、残念ながらポイント争いに加わることはできなかった。2回目のピットストップでは、ギアボックスに関する自分のコントロールの及ばない問題に見舞われた。ギアを入れようとしたときにストールしてしまい、タイムをロスしてしまった。 全体的に見れば、僕たちのレースペースは非常に好調で、周りのチームとの競争力もあるように見えた。チャンスを失ってしまったが、チームとして鈴鹿で巻き返すために作業を続けていく」
16位:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「今日は不運なレースだった。リアブレーキダクトに詰まったティアオフを取り除くために追加ピットストップを余儀なくされた。ピットストップ前はアレックス(アルボン)とケビン(マグヌッセン)、ニコ(ヒュルケンベルグ)の前を走っていた。あのピットストップがなければ、レース展開を見ればポイントを獲得するチャンスはあったはずだ。今日、そして今週末は全般的にクルマのフィーリングが少し良くなり、前進していることがわかった。日本GPに向けて一歩一歩進進み続ける必要がある。日本は大好きなトラックのひとつだし、日本のファンが特別な雰囲気を作ってくれるからとても楽しみなレースだ」
DNF:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「アクシデントのあとは、幸いにも大丈夫だった。何が起こったのかうまく説明できない。コーナーの100メートル手前でフェルナンド(アロンソ)から0.5秒遅れていたのに、突然、彼がものすごい速さで僕に向かってきた。それまでの周回よりも早くブレーキをかけ、スロットルを戻したのは明らかだった。予想していなかったので、意表を突かれた。ウォールに激突し、その後は数秒は劇的だった。難しいレースで残念な結果に終わった。ペースが思うようではなかった。いいラップタイムを刻むこともできたけど、最終的には上位に追いつくための課題が残ってしまった。2週間後の日本GPに向けて、どのように改善していくかに集中していく」
DNF:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「パワーユニットのトラブルに見舞われるまでは、レースはうまくいっていた。ここではオーバーテイクするのが難しいけれど、ソフトタイヤで序盤にポジションを上げていた。まだ先は長かったので、リタイアせざるを得なかったのは残念だった。追い上げようと思っていたのに、パワーユニットが止まってしまった。こういうことはあるもので、必ず立ち直れると思っている。シーズンが進むにつれてマシンも改良していく。例年そうしてきたし、今回もそうできると確信している。今のところ競争力がないのは厳しいけれど、ハードワークを続けていく。チームとともにそうすることに集中している。短期的には、さらに上位に挑戦するのはまだ難しいと思うけど、中期的に何ができるか考えていきたい」
DNF:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「今日は残念だったけど、データを見るとスタート直後に右のリアブレーキがスタックし、ロックしてした。ハンドブレーキをかけて走っているような感じで、温度が上昇し続け引火してスモークが上がるのが見えた。走りに違和感のあるコーナーもあって、とても混乱した。第3コーナーでのブレーキングの際、リアアクスルに違和感があり、第6と第7コーナーではリアのグリップがなかった。チームが調査してくれるので原因は分かると思うけど、とにかくコントロールできなかった。グリッドまではマシンが好調だっただけに残念だけど、こういう事態はどうしようもない。ウイークエンドを通してマシンは改善していたし、優勝の見込みもあっただけに完走できなかったのは残念だ。こういう日もあるけど、ここまでのすばらしいパフォーマンスを誇りに思うことが大事だし、鈴鹿では復活を果たせると思う」
カテゴリー: F1 / F1オーストラリアGP / F1ドライバー
優勝候補のマックス・フェルスタッペン、入賞の常連であるメルセデスの2台がリタイアしたレース。1台体制で臨んだウィリアムズは、0.928秒差でアレクサンダー・アルボンが入賞を逃し、母国グランプリのダニエル・リカルド(RB)は12位でフィニッシュした。
11位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)
「序盤のピットストップが、今日のレースペースの悪さを隠していた。早めにピットインしてトラックポジションを取り戻すことで、レースにとどまろうとしたけど、最終的にはライバルたちのペースが強すぎた。周りのマシンにペースを合わせようとするたびにグレイニングが発生してしまい、自分のレースができたときにはコンマ3.5秒も離されていた。グレイニングが多く、いたるところでマシンと戦っていたので、その原因をよく調べる必要がある。トップチームのうち3台がリタイアしているなかで、僕らがそれを活かせずライバルたちがそれをやってのけたのは悔しいけど、それでもポイント圏外に留まるにはペースが十分に速くなかった。ウィリアムズにとってはタフな週末になったけど、チーム一丸となってよく乗り切った。トラックのみんなが本当に頑張ってくれたので、彼らのハードワークと献身には感謝しかない。そしてもちろん、真のチームプレーヤーであるローガンにもね。正直なところ、この状況を考えれば自分のパフォーマンスには満足しているけど、チームとして結集し続け、日本に戻って戦えることを願っている」
12位:ダニエル・リカルド(RB)
「昨日のフラストレーションは昨夜のうちに発散して、今日は気持ちを切り替えた。今日は新たな一日として精一杯取り組み、いくつかいいスティントもあった。僕と同じように早めにピットインする選手が多かったけど、グリッド最後尾からのスタートだったので、なにかを試みる必要があった。ハードコンパウンドで臨んだ最初のスティントでは、VSCが導入されてグレイニングが早く、タイムを少しロスしたけど、2回目はかなり競争力があった。何度かブルーフラッグが振られる前、ラップタイム1分21秒台前半で走行できた周回もあった。ただ、十分にスピードが出ないコーナーがあり、まだなにかが足りない感触もあった。レース中、データを収集するのにいいポイントをマークしたので、マシンの状態を理解するのに役立つと思う。これまで重ねてきた準備もあり、もう少しいいウイークエンドにしたかったけど、パニックにならず、入賞を目指してチームと協力していくのみだ。マシン自体は昨年からさほど変わっているようには感じていない。アップデートはあったけど、特徴はとても似ている。その点はマシンを信頼しているし、すべてを変更する必要はないだろう。今後のレースで、ポジティブなパフォーマンスにつながるような解決策を見出せると思う」
13位:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
「ポイント圏外でレースを終えるつもりは決してないので、今日の結果には満足感はない。でも、僕たちはある程度の進歩を遂げ、自分たちが持っているものを最大限に活用しようと努めているし、今日はそれができたと思う。マシンのなかでベストを尽くし、難しいレースになることもあったが、最後まで粘り強く頑張った。僕たち全員が団結して努力を続けていく。上位との差を縮めていくために、近々いくつかのパーツを用意する予定だ。オーストラリアでは忙しい一週間でしたが、F1カレンダーの中で私のお気に入りの一つである鈴鹿でのレースをすでに楽しみにしている」
14位:バルテリ・ボッタス(ザウバー)
「良いレースが台無しになるのを見るのは決して素晴らしいことではない。ピットストップまでは物事は非常に順調だっただけに、悔しい。スタートは良かったし、何よりもペースが良かったので、ポイントを獲得できるはずだった。僕たちに影響を与えている問題を解決するためにまだ努力しなければならないことは明らかだ。僕たちがこれまでに行ったことによって発生率は大幅に減少しましたが、今日のようにリスクは依然として存在する。そこには不運の要素があり、ピットクルーが他にできることは何もなかった。これは解決する必要のある技術的な問題だ。それでもポジティブなことはいくつかある。パフォーマンスは向上しているし、チームがもたらしたアップグレードによって一歩前進し、ポイントを獲得できるはずだった。序盤はフェルナンドと争っていたし、8位か9位には手が届いていたと思う。間もなくさらなるアップグレードが予定されており、日本GPではさらに大きなステップを踏むことができると思う」
15位:周冠宇(ザウバー)
「難しい週末だった。ピットレーンからのスタートはいつもトリッキーだし、DRSトレインにはまったことでオーバーテイクが難しくなった。今日はチームにとってポイント獲得のチャンスがあったけど、残念ながらポイント争いに加わることはできなかった。2回目のピットストップでは、ギアボックスに関する自分のコントロールの及ばない問題に見舞われた。ギアを入れようとしたときにストールしてしまい、タイムをロスしてしまった。 全体的に見れば、僕たちのレースペースは非常に好調で、周りのチームとの競争力もあるように見えた。チャンスを失ってしまったが、チームとして鈴鹿で巻き返すために作業を続けていく」
16位:エステバン・オコン(アルピーヌ)
「今日は不運なレースだった。リアブレーキダクトに詰まったティアオフを取り除くために追加ピットストップを余儀なくされた。ピットストップ前はアレックス(アルボン)とケビン(マグヌッセン)、ニコ(ヒュルケンベルグ)の前を走っていた。あのピットストップがなければ、レース展開を見ればポイントを獲得するチャンスはあったはずだ。今日、そして今週末は全般的にクルマのフィーリングが少し良くなり、前進していることがわかった。日本GPに向けて一歩一歩進進み続ける必要がある。日本は大好きなトラックのひとつだし、日本のファンが特別な雰囲気を作ってくれるからとても楽しみなレースだ」
DNF:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
「アクシデントのあとは、幸いにも大丈夫だった。何が起こったのかうまく説明できない。コーナーの100メートル手前でフェルナンド(アロンソ)から0.5秒遅れていたのに、突然、彼がものすごい速さで僕に向かってきた。それまでの周回よりも早くブレーキをかけ、スロットルを戻したのは明らかだった。予想していなかったので、意表を突かれた。ウォールに激突し、その後は数秒は劇的だった。難しいレースで残念な結果に終わった。ペースが思うようではなかった。いいラップタイムを刻むこともできたけど、最終的には上位に追いつくための課題が残ってしまった。2週間後の日本GPに向けて、どのように改善していくかに集中していく」
DNF:ルイス・ハミルトン(メルセデス)
「パワーユニットのトラブルに見舞われるまでは、レースはうまくいっていた。ここではオーバーテイクするのが難しいけれど、ソフトタイヤで序盤にポジションを上げていた。まだ先は長かったので、リタイアせざるを得なかったのは残念だった。追い上げようと思っていたのに、パワーユニットが止まってしまった。こういうことはあるもので、必ず立ち直れると思っている。シーズンが進むにつれてマシンも改良していく。例年そうしてきたし、今回もそうできると確信している。今のところ競争力がないのは厳しいけれど、ハードワークを続けていく。チームとともにそうすることに集中している。短期的には、さらに上位に挑戦するのはまだ難しいと思うけど、中期的に何ができるか考えていきたい」
DNF:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
「今日は残念だったけど、データを見るとスタート直後に右のリアブレーキがスタックし、ロックしてした。ハンドブレーキをかけて走っているような感じで、温度が上昇し続け引火してスモークが上がるのが見えた。走りに違和感のあるコーナーもあって、とても混乱した。第3コーナーでのブレーキングの際、リアアクスルに違和感があり、第6と第7コーナーではリアのグリップがなかった。チームが調査してくれるので原因は分かると思うけど、とにかくコントロールできなかった。グリッドまではマシンが好調だっただけに残念だけど、こういう事態はどうしようもない。ウイークエンドを通してマシンは改善していたし、優勝の見込みもあっただけに完走できなかったのは残念だ。こういう日もあるけど、ここまでのすばらしいパフォーマンスを誇りに思うことが大事だし、鈴鹿では復活を果たせると思う」
カテゴリー: F1 / F1オーストラリアGP / F1ドライバー