アストンマーティンF1 アロンソが新たな弱点指摘「エンジンよりギアボックス」

これまで課題となっていたホンダ製パワーユニット由来の振動は今回のレースで改善された一方、パフォーマンス不足は依然として解消されていない。
アロンソの証言は、アストンマーティンが次に取り組むべき課題がどこにあるのかを明確に示している。
振動は改善も速さは変わらず
アロンソはマイアミでの進展について、信頼性面での改善を強調しつつも、パフォーマンス自体には大きな変化がないと語った。
「パフォーマンスという意味ではどうだろうね。あまり変わっていないと思う。ただ信頼性は良くなった。問題は起きなかったし、振動も改善された」
「でもパフォーマンスは、日本とほぼ同じレベルだと思う」
週末を通して浮き彫りになったギアボックスの課題
マイアミではアロンソとランス・ストロールの2台が完走を果たしたが、トップ争いには絡めず、優勝したアンドレア・キミ・アントネッリからは周回遅れとなった。
その背景についてアロンソは、レースウィークを通してギアボックスに問題を抱えていたと説明する。
「正直に言うと、この週末はエンジンよりもギアボックスの方が問題だった」
「ダウンシフトでもアップシフトでも、電子的な部分なのか何かがおかしくて、うまくコントロールできていなかった」
ギアチェンジの不安定さはマシンの挙動全体に影響し、ドライバビリティを損なう要因となっていたという。

次戦カナダに向けた最優先の修正項目
アロンソは、次戦カナダGPに向けてギアボックスの改善が最優先事項になると明言した。
「だからカナダに向けての最優先の修正点はそこだ。カナダは強いブレーキングゾーンが多いサーキットだから、今のギアボックスの挙動は改善しないといけない」
プレシーズンテストでの走行距離が少なかったアストンマーティンにとって、ここまでのデータ蓄積は重要な意味を持つ。振動問題を克服した今、次に求められるのはマシンの扱いやすさの改善であり、その鍵を握るのがギアボックスだ。
信頼性の改善という前進と、新たに浮上した技術的課題。アストンマーティンにとって2026年シーズンは、依然として開発の過渡期にあることが浮き彫りとなっている。
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