F1:ローレンス・ストロールが語る“フォース・インディア買収の決め手”
アストンマーティンF1のチームオーナーであるローレンス・ストロールが、財政難に陥ったフォース・インディアの買収に繋がったストーリーを詳しく語った。

2018年、財政難に陥ったフォース・インディアは破産申請。ローレンス・ストロールは、投資家のコンソーシアムを率いてチームを救済し、8月にレーシング・ポイント・フォース・インディアとしてチームを再開した。

マネジメントが一新し、ローレンス・ストロールのリーダーシップとビジョンを中心に形成されたチームは、2019年シーズンに先立ってレーシング・ポイントへとチーム名を変更した。

一方で、ローレンス・ストロールは、別のコンソーシアムを率いて、2020年1月にアストンマーティンの株式を16.7%を取得。2021年にアストンマーティンF1としてチームをワークスチーム化することを発表した。

ローレンス・ストロールは、フォース・インディアの買収に繋がったストーリーを振り返った。

「当時、チェイス(キャリー/F1 CEO)と何度かミーティングをした」とローレンス・ストロールはGP Racingに語った。

「それは会社を買収するかどうかを決定するプロセスの非常に重要な部分だった。彼はその決定に大きな影響を与えた。支出制限がなかったら、私はそれをしなかっただろう」

「人的資本は非常に重要な要素だ。9番手と10番手の間にいるようなチームを買うことはなかっただろう」

ローレンス・ストロールをさらに誘惑したのは、フォース・インディアの弱者精神とのチャネリングだった。彼らはF1で小さな運営予算のチームのひとつとして、予想を上回るパフォーマンスを発揮していた。

「私が感銘を受けたこと、そして、購入した理由は、9000万ポンド(約141億円)の予算とわずか400人の従業員で運営されていたチームが、2年連続でチャンピオンシップで4位だったことだ」

当時、メルセデスは年間3億3200万ポンド(約522億円)を費やし、ブラックリーだけで900人の従業員いた。

「すべて上位にいた競合他社の予算の3分の1、半数以下の従業員にとって達成された」

「ここにはすでに400人の非常に情熱的な人々のコア、 punch above their weight(自分の能力を超えると思われることをする)という有名な表現があった」

「彼らは他チームよりも少ない従業員でより多くのことを成し遂げており、すでに強力な基盤の上に構築する素晴らしい機会だった。ゼロから始めたわけではなかった」

そして、シルバーストンとの長年の関係を考慮し、チームの英国のルーツに忠実であり続けたいと思ったときに、ローレンス・ストロールのパズルの最後のピースが埋まった。

「会社(フォースインディア)が破産したとき、当時は計画はなかった」とローレンス・ストロールは説明した。

「資産を取得した後、そうだね、私はこれが自動車会社だという非常に明確なビジョンを持っていた。そして、30年近くシルバーストーンを拠点としており、私はそれは英国のブランドでなければならないという夢を持っていた」

「そして、私にとって、F1の台座にいることを正当化する英国のブランドは1つだけだ。それはアストンマーティンだった。ある意味、夢が叶った」

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カテゴリー: F1 / アストンマーティン / フォース・インディア / レーシングポイント