メルセデス・ベンツ、アストンマーティンへの出資比率を20%に引き上げ … F1チーム間の関係も強化の可能性
メルセデス・ベンツは、アストンマーティンのとの技術パートナーシップ拡大の一環として、出資比率を2.6%から20%に引き上げる。この協力関係の強化によって、アストンマーティンはハイブリッドおよび電気パワートレインを含めたメルセデス・ベンツの高度な技術にアクセスできるようになる。

「アストンマーティンにとって変革の瞬間だ」とアストンマーティンのエグゼクティブチェアマンであるローレンス・ストロールは述べた。

「これは我々の前にある巨大でエキサイティングな機会を捉えるために会社を成功に導くための6か月にわたる多大な努力の結果だ」

「これまでの進展に非常に満足しており、このような最も困難な時期に操業しているにもかかわらず、タイミングに関して計画を上回っていることを嬉しく思っている」

「本日、当社の最大の株主のひとつになることで、メルセデス・ベンツAGとの長期的なパートナーシップがまた新たなレベルに移行し、我々はさらに大きな一歩を踏み出した」

「この新たに拡大された合意を通じて、我々は電気およびハイブリッドパワートレインを含む長期的なプロダクト拡大計画をサポートためのワールドクラスのテクノロジーへのアクセスを確保する。このパートナーシップは将来への我々の自信に根拠を与える」

アストンマーティンのCEOを務めるトビアス・ムアースは「本日のメルセデス・ベンツAGとのパートナーシップの拡大は、アストンマーティンの目標を達成するための重要なステップだ」と語った。

「メルセデスベンツAGテクノロジーの機能は、将来のプロダクトの競争力を維持するためのファンダメンタルであり、プロダクトを真に差別化する分野に効率的に投資できるようになる」

メルセデス・ベンツとアストンマーティンの緊密な関係は、コラボレーションはFIA(国際自動車連盟)のガイドラインに従う必要はあるものの、2021年からアストンマーティンF1へと変更するローレンス・ストロールのレーシング・ポイントF1チームと現在のエンジンおよびドライブトレインのサプライヤーであるメルセデスとの間のより緊密な関係を促進する可能性がある。

ローレンス・ストロールの親友であるメルセデスF1のチーム代表を務めるアストンマーティンに個人的に少数株式を保有しており、アストンマーティンの来季のF1ドライバー兼ブランドアンバサダーであるセバスチャン・ベッテルも自動車メーカーに投資している。

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カテゴリー: F1 / アストンマーティンF1チーム / メルセデスF1