ゼネラルモーターズを引っ張ってきたアンドレッティにもF1サイドは冷淡
F1は、アンドレッティとゼネラルモーターズが宣言したF1参戦への関心表明に対して冷淡な反応を示した。

アンドレッティ・グローバルとゼネラル モーターズは、FIA(国際自動車連盟)のモハメド・ビン・スライエムが入札プロセスを予告したことを受け、2026年にF1グリッドに参加することに関心があることを正式に発表した。

アンドレッティとゼネラルモーターズは、キャデラックのブランドで“オールアメリカン”のF1チームとしてコンコルド協定で13チームに増やすことが許可されているグリッドに追加される可能性がある。

当初、アンドレッティ・グローバルが2024年に独自のF1チームで参戦することを表明した際には、分配金の希釈化を危惧したF1と既存チームの反応はいまいちだった。

F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは「私は非常に正直である必要がある。今日、10チームのF1は競争が軌道に乗っており、非常に堅実だ」と発言。。

「他のチームを追加できるかどうかには考慮する必要がある複雑さが存在する。正直に言うと、それはF1を成長させるために最も重要な要素ではないと思っている」

メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、2億ドル(約230億円)の希釈防止費用だけでなく、F1のプラットフォームに付加価値をもたらすことを要求。自動車メーカーであるアウディの方が相応しいと跳ねのけていた。

マイケル・アンドレッティは、ゼネラルモーターズ/キャデラックを連れてくるという計画でその要求に応えた。

しかし、F1は、多くの関係者からの関心が寄せられていることを強調し、チャンピオンシップが「信頼できるものであり続ける」ことが重要であり、決定にはF1とFIAの両方からの同意が必要であることを思い出させた。

「現時点ではF1プロジェクトに大きな関心が寄せられており、他ほど目立たない多くの会話が続いている」とF1は声明で述べた。

「我々は皆、チャンピオンシップが信頼できる安定したものであり続けることを望んでおり、新規参入者のリクエストは、関連するすべての利害関係者によってそれらの目的を達成するための基準に基づいて評価される。新規参入者のリクエストには、F1とFIAの両方の同意が必要だ」

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カテゴリー: F1 / アンドレッティ