キミ・アントネッリ メルセデスF1無線で自己嫌悪「ひどいレースだった」

ランキング首位を維持しているアントネッリだが、5連勝が途絶えたバルセロナ・カタルーニャGPに続き、オーストリアGPでも思い描いたレースを展開できず、終盤のペースを評価されながらも序盤のミスを強く悔やむ様子を見せた。
表彰台でも納得できなかったアントネッリ
決勝では3位でチェッカーを受けたアントネッリだったが、レースエンジニアのピーター・ボニントン(ボノ)から祝福を受けると、自らのレース内容を厳しく振り返った。
ボノは「よくやった、キミ。3位だ。あと少しだった」と労いの言葉を掛けた。
しかしアントネッリは「ひどいレースだった。スタートも最悪だった」と返答。スタート直後の走りを強く悔やむ様子を見せた。
ボニントンが「序盤については後で振り返ろう」と応じると、アントネッリは「でも終盤のペースは良かった?」と確認。これに対しボニントンは「終盤のペースはかなり良かった」と評価している。
序盤の失敗を最後まで引きずっていたことが、このやり取りからもうかがえた。
タイトル争いで求められる精神的な成長
アントネッリはシーズン序盤、5連勝を達成してタイトル争いをリードしてきた。しかし直近2戦では、バルセロナ・カタルーニャGPのリタイアとオーストリアGPでの苦戦により、これまでのような圧倒的な流れは失われつつある。
オーストリアGPの予選でも、赤旗後のQ3でラッセルが逆転ポールを獲得する展開となり、週末を通してフラストレーションを抱えていた様子も伝えられていた。
それでも、終盤には速いレースペースを見せて3位表彰台を確保したことは、ダメージを最小限に抑えた結果とも言える。
今後はラッセルとの戦いも本格化
これまでアントネッリはルイス・ハミルトンとのタイトル争いを意識する発言をしてきたが、オーストリアGPを制したラッセルもランキングで差を縮め、メルセデス内部での争いも一段と激しくなってきた。
若干19歳のアントネッリには高い速さがあることはすでに証明されている。一方で、チャンピオン争いでは速さだけでなく、不調な週末でも冷静にポイントを積み重ねる精神的な強さも求められる。
シルバーストン以降の後半戦は、アントネッリがトップドライバーへと成長できるかを占う重要な局面となりそうだ。
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