ヘルムート・マルコ 「アントネッリのF1での成功は保証されていない」
トト・ウルフは、フェラーリ行きが決まっているルイス・ハミルトンの後任として、マックス・フェルスタッペンをメルセデスで公然と誘っていたが、最終的には18歳のイタリア人新人アントネッリを2025年から直接ワークスシートに据えることを決めた。
「ルイス以降は世代交代の時だ。なぜなら、もう何もかもが同じではなくなるからだ」とメルセデスF1のチーム代表はイタリアの雑誌Autosprintに語った。
「来年は若いチームになる。ジョージ（ラッセル）とアントネッリでシーズンに臨むということは、新しい時代の始まりを意味する。これまでの時代も素晴らしかったが、今はページをめくって新たなスタートを切る時だ」
アントネッリにとって、より伝統的なF1参入の方法は、過去にラッセルが経験したように、ウィリアムズと1～2シーズンのレンタル契約を結ぶことだっただろう。しかし、ヴォルフは、フレッシュな顔立ちのF2ドライバーを「他のチームに染まってほしくない」と語っている。
「もし彼がまず他のチームに行けば、我々とは異なることを学び、異なる行動を示し、技術的なことについても異なる考えを持つだろう。我々はそれを避けたい」とヴォルフは語った。
「目標は、ルイスが成し遂げたような新たなサクセスストーリーを書くことだ」
ヴォルフは過去に、マックス・フェルスタッペンが十代の頃に彼を逃したことを悔やみ、アントネッリを獲得することに決意したと説明している。
レッドブルの成功と悪名高いドライバー育成プログラムの立役者であるマルコは、数年前にアントネッリに注目していたことを認めている。
「私は彼の速さに感銘を受けた」とマルコはmotorsport-total.comに語った。「しかし、すべてを手に入れることはできない」
「マックスはマックスだ。もちろん、だから今、彼（アントネッリ）は自分自身を証明しなければならない」
「彼は今、結果を出さなければならないが、それは保証されていない。やる気を失い、ガールフレンドができて、勢いを失うドライバーをみんな見てきた。いろいろなことが起こり得る」
カテゴリー： F1 / アンドレア・キミ・アントネッリ
