アルピーヌF1チーム 株式24%に新展開 MLBメッツのオーナー参戦
アルピーヌの株式24%を巡る売却交渉が、新たな局面を迎えている。米投資ファンドが保有するこの持分に対し、複数の有力候補が関心を示す中、新たにメジャーリーグ球団オーナーの参入が浮上した。

報道によれば、交渉はすでに具体的な段階に入っており、関係者間の会合も予定されている。F1チームの評価額や今後の資本構成に影響を与える可能性がある動きとして注目される。

600億ドル級資産を持つ米富豪が参戦
アルピーヌの株式24%について、フラビオ・ブリアトーレは「3〜4の潜在的な買い手がいる」と明かしている。この中には、MLB球団ニューヨーク・メッツのオーナーであるスティーブ・コーエンも含まれる。

報道によれば、コーエンの提示額は6億ドル超とされ、チーム全体の評価額は約25億ドルに達する可能性がある。これはメルセデスが提示したとされる約4億5000万ポンド規模の案に匹敵、あるいはそれを上回る水準だ。

さらに、関係者によると両者は翌日に会談を予定しており、コーエン側が提示条件の詳細を詰める見通しとなっている。

F1のアメリカ戦略にも影響か
コーエンは純資産230億ドル以上を誇る実業家であり、ヘッジファンド「ポイント72・アセット・マネジメント」を率いている。同氏は約24億ドルでメッツを買収し、チームをプレーオフ進出へと導くなど成果を上げてきた。

こうした米国資本の参入は、アルピーヌにとって単なる資金調達にとどまらない意味を持つ。アメリカ市場でのブランド認知やスポンサー展開、さらには自動車ビジネスの拡大にも寄与する可能性がある。

同時に、F1全体としても関心を寄せるテーマとなり得る。特に複数チームへの関与が問題視されてきた「マルチオーナーシップ」を巡る議論において、新たな投資家の存在は構造整理の一助となる可能性もある。

今回の交渉は、単なる株式売却にとどまらず、アルピーヌ、そしてF1全体の勢力図に影響を与える重要な局面となりそうだ。

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カテゴリー: F1 / アルピーヌF1チーム