アルピーヌF1 セルジオ・ペレスをイギリスGP後に起用か 短期契約の可能性
セルジオ・ペレスが、F1今季後半にアルピーヌF1チームへ短期契約で加入する可能性が浮上している。これは、2026年からのF1本格復帰を視野に入れつつ、チームと本人の双方にとって“柔軟性のある選択肢”となる可能性がある。

現在、アルピーヌF1チームではフランコ・コラピントが「5戦限定のオーディション」に挑んでおり、その最終戦はF1第12戦イギリスGPとなる。つまり、チームが下半期(イギリスGP以降)に向けて新たな判断を下すタイミングは、このレース後に設定されている。

そうした中で注目を集めているのが、今季限りでレッドブルF1を離脱したセルジオ・ペレスの動向だ。報道によれば、ペレスの陣営はすでにアルピーヌF1チームと2026年のレースシートに関する初期的な交渉を開始しており、その中には「今季後半から短期契約で加入する」案も含まれているという。

ペレスには、2026年からF1に参戦予定のキャデラックF1チームへの加入も噂されており、同チームが求める「マシン開発を主導できる経験豊富なドライバー」に合致する候補と目されている。

アルピーヌF1チーム フランコ・コラピントフランコ・コラピントはアルピーヌF1チームで5戦限定の“F1オーディション”に挑む

一方、アルピーヌF1チームとしては、コラピントが5戦のオーディションで期待に応えられなかった場合の選択肢として、ポール・アロンやジャック・ドゥーハンの再起用に加え、即戦力となるペレスの短期起用を検討する余地がある。

この短期契約案は、アルピーヌF1チームにとって後半戦のパフォーマンス強化とマシン開発における実績あるドライバーの投入という利点があり、ペレスにとっても2026年の復帰を見据えた“実戦的な準備期間”となりうる。

いずれにせよ、アルピーヌF1チームがどのような判断を下すかは、イギリスGP終了後に明らかになる見通しだ。選択肢は、コラピントの継続起用、アロンやドゥーハンの再登用、そしてセルジオ・ペレスという“伏兵”の加入を含めた三つ巴の構図となっている。

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カテゴリー: F1 / アルピーヌF1チーム / セルジオ・ペレス