アルピーヌF1 ルノー時代のクラッシュゲートを「反省してない」ブリアトーレ起用に「問題なし」
アルピーヌF1のチーム代表であるブルーノ・ファミンは、15年前にルノーに恥をかかせたフラビオ・ブリアトーレを再び迎え入れることへの懸念を一蹴した。

フラビオ・ブリアトーレは、2009年に「クラッシュゲート」スキャンダルへの関与が発覚し、ルノーを去った。彼とルノーのエンジニアリング部門トップのパット・シモンズは、ネルソン・ピケJr.にわざとクラッシュを起こさせ、それによってセーフティカーが導入された間に、フェルナンド・アロンソが利益を得るよう仕組んだことが発覚した。

FIA(国際自動車連盟)は当初、フラビオ・ブリアトーレに永久追放処分を科した。ルノーの当時のエンジニアリング責任者パット・シモンズは、同氏が「起こったことを認めた」と統括団体が判断したため、処分はより軽い5年間の追放処分となった。

その後、両者の追放期間は短縮された。ブリアトーレは、自分が陰謀に関与した証拠はないと主張している。

ルノーにも、スポーツ界からの永久追放処分が言い渡され、2年間チームに重くのしかかった。その後まもなく、ルノーはF1から撤退し、エンジンサプライヤーとしてのみ存続したが、2016年にエンストンを拠点とするチームを買収し、フルコンストラクターとして復帰した。

現在はアルピーヌのブランドで運営されている同チームは、ブリアトーレをエグゼクティブアドバイザーとして再雇用したことを発表した。チーム代表のブルーノ・ファミンは、F1史上最も悪名高い陰謀の1つに関与した前チーム代表が謝罪を一切していないことについて懸念があるかと尋ねられた際、簡潔に答えた。

「私は過去ではなく未来を見ている」とファミンは述べた。

「すでに過去の質問には答えているし、過去については特に気にしていない。私は常に未来を見据え、チームをより良くするためにできることを試している。それが私たちの本当の目標だ」

「フラビオをチームのアドバイザーとして迎えることで、彼の経験を生かして我々を助けてくれるチャンスが得られると私は考えている。彼はF1について非常に高度な知識を持っている。彼は多くの人と知り合いだ。そして、彼がチームをより速く、より良く発展させるのをサポートしてくれると確信している。以上だ」

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カテゴリー: F1 / アルピーヌF1チーム / ルノーF1チーム