アルピーヌF1チーム 「ポーポイズ現象はフィルミングデーで解決していた」
アルピーヌF1チームのテクニカルディレクターであるパット・フライは、チームがフィルミングデーでA522の“ポーポイズ現象”を把握し、問題を解決していたと語る。

アルピーヌF1チームは、2022年F1マシン『A522』の新しい青とピンクのカラーリングで披露した後、バルセロナのカタルーニャ・サーキットでのF1プレシーズンセッションの開始前日にシェイクダウンを実施した。

ストレートでの振動問題である“ポーポイズ現象”は、F1バルセロナテストの3日間にわたって、グラウンドエフェクト効果の空力を備えたさまざまな新車で証明された。

しかし、アルピーヌF1チームは、100kmの距離制限が課せられたフィルミングデーでA522を初めて走らせたときにポーポイズ現象を認識し、対処したと語る。

だが、フェルナンド・アロンソが金曜日の早い段階で車から白煙をあげてコース上をストップした後、チームのアクションが早期に切り上げられ、アルピーヌF1チームにとってはトラブルフリーの週にはほど遠いものとなった。

「テスト中、トラックでの車の反応に関してサプライズはなかった」とパット・フライはバルセロナで記者団に語った。

「フィルミングデーで我々が解決したバンピング現象でいくつかのサプライズがあった。それは全員に影響を及ぼしたのを目にした。タイヤの挙動を修正する必要があるが、それは大きな問題ではない」

アルピーヌF1チームが“ポーポイズ現象”をどのように克服したかについて、パット・フライは「それは、車の正しい空力バランスを見つけることでだ。空力に過度のストレスをかける必要はない」と説明。

「それは必ずしも簡単なことではない。ストレートで最高速度として達成できることと、速いコーナーで達成できることの間で妥協する必要がある」

アルピーヌF1チームは、マクラーレンと並んで“ポーポイズ現象”の影響を最も受けていないチームの1つであり、マクラーレンのテクニカルディレクターを務めるジェームズ・キーは、2022年シーズンが4分の1を超えるはるかに前にグリッド全体で解決されると考えている。

「それは非常に目に見えるので問題だが、管理する方法を理解するためのセットアップと空力開発の解決策が見られるだろう」とジェームズ・キーは語った。

「最初の5~6レースの後、それについての話されることはほとんどなくなると思う。

「グラウンドエフェクトカーであるため、グラウンドエフェクト効果に対して常に何らかの反応がある。単なる物理学であり、この現象を完全に取り除くことはできないと思うが、いくつかの開発作業の後、問題や論点は大幅に少なくなるだろう」

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カテゴリー: F1 / アルピーヌF1チーム