F1 アルファロメオ・レーシング
アルファロメオ・レーシングのアントニオ・ジョビナッツィは、2週間前のF1バーレーンGPでフェラーリのシャルル・ルクレールに発生したものと同じ問題によってF1中国GPの予選への参加を妨げられた。

F1バーレーンGPでシャルル・ルクレールはシリンダーの誤燃焼によって勝利を逃した。それを受け、フェラーリとハースはF1中国GPにむけて新しいコントロールエレクトニクスを導入している。

しかし、アルファロメオ・レーシングは、クルマに設置する時間的な制約によって修正されたフェラーリのコンポーネントは使用しないことを選んだ。

その結果、アントニオ・ジョビナッツィは、予選Q1のアタックラップ開始時にシリンダーを失い、再び走行することはできなかった。

アントニオ・ジョビナッツィは旧型ユニットの新しいもので19番グリッドからスタートするが、チームメイトのキミ・ライコネンはすでに開幕2戦を戦ったユニットを搭載し続けることになる。

「フェラーリは我々に新しいスペックを提案したが、我々にはクルマにインストールする時間がなかった」とアルファロメオ・レーシングのF1チーム代表を務めるフレデリック・バスールはコメント。

「今日は問題が発生し、明日にむけてそれを変えるでつもりだ。だが、我々は同じ仕様を保つことになるだろう。キミに関しては明日のためにユニットを変えることはしない」

「我々はアントニオに謝罪した。100%私のせ責任だ。フェラーリは我々にそれを変えるように提案しており、100%私の責任だと思っている」

「後からああすれば良かったと言うのは簡単なことだ。だが、中国に来て新たにインストールするのは危険でリスキーでもあった」

アントニオ・ジョヴィナッツィは、すでにフリー走行1回目にエンジンのインストールエラーによって走行時間を失っている。

フレデリック・バスールは、初のF1フルシーズンで困難なスタートを切っているアントニオ・ジョビナッツィを完全に支持していると語る。

「振り返ってみると、バーレーンのFP2であhトラブルによって1周できなかったので、簡単ではなかった。そして、ここでもFP1で彼のクルマに問題が発生した」とフレデリック・バスールは語る。

「それに今日もだ。ちょっと多すぎる。エンジンを始動し、アウトラップを行った。彼はラインを通過し、ピットを出てきた数名に捕まったそして、問題は最初のラップのターン1の終わりに現れた」

「我々はアントニオを200%サポートしている。彼の実力はわかっている。彼が以前に成し遂げてきこともわかっている。我々は毎日彼に何ができるかを見てきた」

「ここまでタイムについては明らかではないが、彼ができるだけ早くそれを示すことになると確信している」

アントニオ・ジョビナッツィはレースへの見通しについてポジティブままだ」

「明日は最後列からのスタートになるので難しいだろう。どうなるか見てみるつもりだ」とアントニオ・ジョビナッツィはコメント。

「ここはオーバーテイクができるトラックなので、最善を尽くしていく。目標はまだポイントだ。言ったようにオーバーテイクができるトラックだ。レースペースのいいクルマがあると思っているし、レースは長いので何が起こるかはわからない」

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カテゴリー: F1 / アルファロメオF1チーム / スクーデリア・フェラーリ