アレクサンダー・アルボン F1規則変更でメルセデスの失速を例に警告

ウィリアムズは近年で最高のシーズンを楽しんでおり、現在コンストラクターズ選手権で中団争いのトップに立ち、5位につけている。6位のアストンマーティンに18ポイント差をつけ、ここまでの14戦で4戦を除きトップ10フィニッシュを達成しており、そのうち54ポイントをアレクサンダー・アルボンが獲得している。
2014年にV6ハイブリッド時代が始まった際、メルセデスに次いで最も競争力のあるチームのひとつであったウィリアムズは、その後ウィリアムズ家による売却を経て大きな低迷期に苦しんだ。
この時代の2022年に始まったグラウンドエフェクト期においても進展はほとんど見られなかったが、ウィリアムズはようやくそのコードを解き始めている。
しかし、来年はF1の75年の歴史において最も急進的な技術規則変更の一部が導入される予定であり、これはイギリスとタイの二重国籍を持つアレクサンダー・アルボンにとって懸念材料となっている。
「そうだ、懸念だ」とアレクサンダー・アルボンは『RacingNews365』に語った。
「良い例はメルセデスだ。前世代のマシンでは、彼らは支配的なマシンを持っていたのに、その後そうではなくなった」
「僕は、最高のチームはそれでも方法を見つけると思う。彼らは依然として全員をまとめ、適応し、上へと駆け上がり、再びトップを争う方法を見つけ出すように見える」
ウィリアムズは2025年F1シーズンにおいて中団争いを続けている。
アレクサンダー・アルボンは、今季ここまでの印象的な活躍の一方で、メルセデスで見られた低迷が来年ウィリアムズにとっても同様の問題となり得ると警告した。

ウィリアムズ「立て直す基盤がある」
アレクサンダー・アルボンは当然ながら、チームをかつて誇らしげに位置していたF1の頂点に戻すことに意欲を燃やしている。
29歳の彼は、2022年にチームに加入して以来、困難な時期を経て中団への着実な進歩において中心的な存在となっている。
しかしアレクサンダー・アルボンは、たとえルール変更によってチームの現在の上昇軌道が一時的に途切れることがあっても、それは一時的な停滞に過ぎないと考えており、そのための強固な基盤が存在すると信じている。
「僕が3年前のチームの状況を見て、『もし停滞したら?その時はどうなる?』と聞かれたら」と彼は言った。
「僕は『そうだね、それは議論すべきポイントだ』と答えただろう。でも今は、まだそこに到達してはいないけれど、ずっと健全な状態にある」
「たとえ来年が僕たちの望むところではなかったとしても、立て直すための良い基盤があると感じている」
「僕たちはその基盤をさらに改善したいと思っているし、実際に改善している」
「グローブでの動きはものすごく大きい。だから僕がこのプロジェクトを信じ続ける限り、満足だ。待ちたくはないけれど、待つことを厭わない」
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