ザウバー
ザウバーが、法廷侮辱罪によってマシンを含む資産が差し押さえられる可能性が出てきた。

2015年シーズンが開幕したが、ギド・ヴァン・デル・ガルデとザウバーの問題は解決していない。それどころか、開幕戦への出場さえ危ぶまれている。

2015年のレース契約を主張するギド・ヴァン・デル・ガルデは、ザウバーを相手取って訴訟を起こした。

11日(水)にはオーストラリアのビクトリア州最高裁判所がギド・ヴァン・デル・ガルデの主張を認める判決を下した。ザウバーはこれに控訴するも、控訴審でもザウバーの主張は棄却され、ギド・ヴァン・デル・ガルデの勝訴が決まっている。

だが、ギド・ヴァン・デル・ガルデはスーパーライセンスを更新しておらず、オーストラリアGPのセッションには参加できない。ライセンス取得には契約認証委員会に契約が有効であることを認めてもらわなければならず、メルボルンの週末に間に合わせるには遅すぎた。

この件の審議は金曜日の現地時間15時15分(日本時間13時15分)にビクトリア州最高裁判所で再開される。

審議では、ザウバーがギド・ヴァン・デル・ガルデにドライブさせられるよう必要な措置を取らなかったという法廷侮辱罪についてクロフト裁判官が判決を下すことになっている。

判決次第では、ザウバーがメルボルンに持ち込んでいるF1マシンを含む資産が差し押さえられる可能性があり、そうなれば今週末のグランプリに参加することはできなくなる。

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カテゴリー: F1 / ザウバーF1チーム