キミ・ライコネン Q&A : WRC参戦について
キミ・ライコネンが、フィンランドでの世界ラリー選手権(WRC)デビュー直前にWRC参戦について語った。
WRCデビュー戦としてラリー・フィンランドを選んだわけは?
そうしない理由がないからかな。だが実は、あまり選択肢がなかった。今は夏休み中なので、ラリーに出る時間がある。そして、それがたまたまラリー・フィンランドだっただけだ。このタイミングで別のラリーだったら、おそらくそのラリーに出ただろう。とても幸運なことに、僕の母国に来ることができた。間違いなく最も難しいラリーだと聞いている。だが、最高のラリーでもある。多くの観客が見に来ているし、新たな素晴らしい経験になるだろう。
スノーおよびターマック(舗装路)ラリーに続き、今回は初めてのグラベル(未舗装路)ラリーだが、未舗装路面に対応するのは難しいか。
僕はグラベルの方が普通だと思う。スノーよりも少し速く、グリップはいいし、道幅が少し広い。どこまでできるか、楽しみだ。完走を目指す。できるかどうか分からないが、楽しむつもりだ。
今週末は特定の目標を設定しているか。勝ちたい相手はいるのか。
僕と同じようなマシン(スーパー2000仕様)はそれほど多くない。フィアットが1台、プジョーが数台、シュコダが1台だけだ。だが、彼らに近いステージタイムが何度か出せればうれしい。1度走り終えた後のリピートステージの方が、僕にとっては楽だろう。そうなれば、あまり無理をせずに多少プッシュしはじめることができる。僕にとって少し走りやすいステージだと思ったときは、ところどころで自分のスピードを試したい。それで少しでも他のドライバーに近づければいいと思う。どんなスポーツでも、やる限りは競争したくなる。だから、タイムを気にせずただのんびりとドライブするのは難しい。自然と気になるものだ。コースオフをしないようにして、希望を持っていきたい。
あなたのマシンはトミ・マキネン・レーシングがプリペアしたものだが、このイベントに先立って、マキネンかコ・ドライバーのカイ・リンドストロームから何かアドバイスはあったのか。
WRCで速く走るにはペースノートが非常に重要で、それは僕が慣れているやり方と全く違う。WRCではトップドライバーが皆、ほぼ同じようなスピードなので、ペースノートによって大きな差が生じる。学ぶのにとにかく時間がかかり、時々ミスも出る。どこでジャンプするか的確に把握するのはやさしいことではない。僕のペースノートが正確で、楽しむことができればいいと思っているが、正確なペースノートを作るのは僕の仕事だ。
WRCに出場するあなたを再び見ることはできるのか。あなたにとってラリーはただの楽しみ? それとも、将来、本格参戦する可能性がある?
もちろんだ。僕はまだF1にいるし、契約もあと1年残っている。だが、どんなことでもあり得るし、WRCに出るのは楽しい。何もしなくなるには、僕はまだ若すぎる。全ては、F1がどの方向に行くかによる。どうなっていくのか、誰にもはっきり分からない。僕は急いではいない。
来年はWRCでもっとたくさんのラリーに出場するか。
分からない。時間が許せばそうするかもしれない。いろいろな事を学ぶのが好きなので、テストがなくて時間があれば、もっとたくさんのラリーに出たい。楽しいし、そうしても悪いことはひとつもない。
カテゴリー: F1 / キミ・ライコネン / スクーデリア・フェラーリ / WRC (世界ラリー選手権)
WRCデビュー戦としてラリー・フィンランドを選んだわけは?
そうしない理由がないからかな。だが実は、あまり選択肢がなかった。今は夏休み中なので、ラリーに出る時間がある。そして、それがたまたまラリー・フィンランドだっただけだ。このタイミングで別のラリーだったら、おそらくそのラリーに出ただろう。とても幸運なことに、僕の母国に来ることができた。間違いなく最も難しいラリーだと聞いている。だが、最高のラリーでもある。多くの観客が見に来ているし、新たな素晴らしい経験になるだろう。
スノーおよびターマック(舗装路)ラリーに続き、今回は初めてのグラベル(未舗装路)ラリーだが、未舗装路面に対応するのは難しいか。
僕はグラベルの方が普通だと思う。スノーよりも少し速く、グリップはいいし、道幅が少し広い。どこまでできるか、楽しみだ。完走を目指す。できるかどうか分からないが、楽しむつもりだ。
今週末は特定の目標を設定しているか。勝ちたい相手はいるのか。
僕と同じようなマシン(スーパー2000仕様)はそれほど多くない。フィアットが1台、プジョーが数台、シュコダが1台だけだ。だが、彼らに近いステージタイムが何度か出せればうれしい。1度走り終えた後のリピートステージの方が、僕にとっては楽だろう。そうなれば、あまり無理をせずに多少プッシュしはじめることができる。僕にとって少し走りやすいステージだと思ったときは、ところどころで自分のスピードを試したい。それで少しでも他のドライバーに近づければいいと思う。どんなスポーツでも、やる限りは競争したくなる。だから、タイムを気にせずただのんびりとドライブするのは難しい。自然と気になるものだ。コースオフをしないようにして、希望を持っていきたい。
あなたのマシンはトミ・マキネン・レーシングがプリペアしたものだが、このイベントに先立って、マキネンかコ・ドライバーのカイ・リンドストロームから何かアドバイスはあったのか。
WRCで速く走るにはペースノートが非常に重要で、それは僕が慣れているやり方と全く違う。WRCではトップドライバーが皆、ほぼ同じようなスピードなので、ペースノートによって大きな差が生じる。学ぶのにとにかく時間がかかり、時々ミスも出る。どこでジャンプするか的確に把握するのはやさしいことではない。僕のペースノートが正確で、楽しむことができればいいと思っているが、正確なペースノートを作るのは僕の仕事だ。
WRCに出場するあなたを再び見ることはできるのか。あなたにとってラリーはただの楽しみ? それとも、将来、本格参戦する可能性がある?
もちろんだ。僕はまだF1にいるし、契約もあと1年残っている。だが、どんなことでもあり得るし、WRCに出るのは楽しい。何もしなくなるには、僕はまだ若すぎる。全ては、F1がどの方向に行くかによる。どうなっていくのか、誰にもはっきり分からない。僕は急いではいない。
来年はWRCでもっとたくさんのラリーに出場するか。
分からない。時間が許せばそうするかもしれない。いろいろな事を学ぶのが好きなので、テストがなくて時間があれば、もっとたくさんのラリーに出たい。楽しいし、そうしても悪いことはひとつもない。
カテゴリー: F1 / キミ・ライコネン / スクーデリア・フェラーリ / WRC (世界ラリー選手権)