メルセデス
メルセデスは、今週末にF1モナコGPが開催されるタイトなストリートサーキットもマシンに合っていると考えている。

メルセデスは今年すでに4レースで優勝しており、前戦F1スペインGPでは今シーズンこれまでで最も支配的な勝利を収めた。

モナコとスペインのサーキット特性は完全に異なっているが、メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフは、マシンがモンテカルロでも速さを見せると信じている。

「スペインでは我々のマシンがタイトなセクター3でかなりのアドバンテージを持っているのを目にした。したがって、ある程度の楽観を抱いてモナコへ向かう」とトト・ヴォルフはコメント。

「だが、ライバルとのギャップについて話すことに全く意味はない。あらゆるアドバンテージを稼いでいても、最高の調子を保っていなければあっという間に状況は変わりる。モナコでは特にそうだ」

メルセデスのテクニカル部門エグゼクティブディレクターのパディ・ロウは「マシンへの要求が厳しいし、多くのギアチェンジがあり、バンピーな路面にも取り組まなければならない」

「また、今シーズン初めてスーパーソフトタイヤが登場する。ただし、それでもタイヤの熱入れという点ではチャレンジになるだろう。我々は、過去2シーズンでモナコで優れたマシンを手にしており、今年のモデルも低速コーナーの強さを維持している」

「真のドライバーズサーキットであり、週末を通してエキサイティングなチーム内バトルに備えておくべきだろう。オーバーテイクは極めて難しいので、予選で良いラップができるかがその後を左右する」

F1モナコGPと言えば、昨年のチャンピオン争いでメルセデスの二人のドライバー一触即発の状況になった場所でもある。

昨年のF1モナコGP予選ではニコ・ロズベルグがミラボーで膨らみ、ルイス・ハミルトンのアタックラップを妨害する形になったことで両者の関係が悪化。ニコ・ロズベルグは、この出来事をきっかけに強いレースを続けた。

トト・ヴォルフは、今年の2人にはさらなるアップダウンがあると予想している。

「バルセロナは素晴らしい週末だったし、ドライバーたちはレースで完璧な仕事をした」

「昨年はアドバンテージが両者の間で揺れ動くのを目にしたし、2015年はそれがさらに激しくなるだろう」

「彼らのメンタルはタフであり、回復力が強く、負けることを嫌っている。彼らは自分たちのパフォーマンスを上げるために常にお互いにプッシュしており、ひいてはチーム全体のパフォーマンスを引き上げている」

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カテゴリー: F1 / メルセデスF1 / F1モナコGP