マクラーレン・ホンダ F1 アメリカ 予選
マクラーレン・ホンダは、F1アメリカGPの予選で、フェルナンド・アロンソが12番手、ジェンソン・バトンが19番手だった。

フェルナンド・アロンソ (12番手)
「今日はQ3に進出するほどの十分な速さがなかった。また、僕たちにはリズムも欠けていた。ただ、予選を9番手か10番手でQ3に進出すると、使用済みのスーパーソフトタイヤを履いて決勝をスタートしなければならなくなるので、それは問題だ」

「スーパーソフトタイヤは摩耗しやすいので、4周か5周走行すれば、(スタート時のタイヤを自由に選択できて11番手以降からスタートする)他のマシンに簡単に追いつかれるからだ。なので、僕たちにとっては11番手がポールポジションで、12番手は2番目にいいポジションだと考えよう。我々は新品タイヤを履いてスタートするので、アタックできる。メルセデス製のパワーユニットを搭載しているチームは、ここではさらにパワーが増し、競争力が高いように思う。そのため、僕たちにとってはさらに少し難しい状況となっている。明日のレースでポイントを獲得するには、いいレース運びをし、賢い進め方をみつける必要がある」

ジェンソン・バトン (19番手)
「予選で19番手に終わったことは残念だ。昨日と今朝のフリー走行ではいいペースで走行し、8番手および9番手のポジションだった。したがって、その部分で、まだなにかが完ぺきではない。まずはソフトタイヤを履いてコース上に出た。十分なペースがあると思っていたものの、実際には難しいラップとなり、トラフィックにもかなり引っかかった。次にスーパーソフトタイヤを装着して臨んだ最終ラップの際に正しい判断ができていれば、大丈夫だったのかもしれないけど、実際にはそうではなかった。最終セクターだけで4台のマシンをオーバーテイクしなければならず、最後の1台(ジョリオン・パーマー)は道を譲ってくれなかった。パーマーが僕に気づいたのが遅く、彼がレーシングライン上で走行し続けたため、最終コーナーでは(彼をオーバーテイクするために)ブレーキを遅く踏まなければならなかった。スピードを維持したままコーナーに進入し、ブレーキを遅く踏むことは非常に重要だが、レーシングライン上にいない場合はそれができず、タイヤへのダメージもさらに大きくなるので、非常に残念だった。明日のレースでいくつかポジションを上げられることを願っているけど、厳しい一日になるだろう。レースペースはいいものの、ここでオーバーテイクをするのは、僕たちにとってはほぼ不可能だと思う」

エリック・ブーリエ (レーシングディレクター)
「フェルナンドは今日ここオースティンにおいて、Q2ではほぼ完ぺきなラップを走行しました。ただ、それでも0.169秒という僅差でQ3進出を逃し、12番手という結果でした。しかしながら、予選のペースではなくレースペースに関しては、我々のマシンは直接のライバルチームよりも競争力があります。したがって、12番手というポジションは、理想的とはとても言い難いものの、明日のレースである程度順位を上げて、ワールドチャンピオンシップポイントを獲得するために、アタックを仕掛ける基盤となります。それとは対照的に、ジェンソンは19番手というタイムしか記録することができず、Q1敗退となり、とても残念な思いをしました。非常にいいラップを走行している際に不運にもトラフィックに遭遇し、最後はパーマー選手(Renault)に走行を邪魔されました。その2つの問題が重なったことで、ジェンソンは自分になにができるのかを示すチャンスを失いました。もしそれらの問題がなければ、フェルナンドと同様に、ジェンソンもQ2に進出できたはずだということがデータから分かっています。イライラさせられるものの、こういうことは起こるのです」

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カテゴリー: F1 / マクラーレンF1チーム / ホンダF1 / F1アメリカGP