小林可夢偉
小林可夢偉が、2012年もザウバーに残留することについての気持ちを語った。

「おかげさまで来年もザウバーで走ることになりました。まずは僕を信頼してくれたチームに感謝したいです。しっかり仕事をしていると認められた結果だと思うので、自分自身喜びたいと思います」と小林可夢偉はザウバー残留についてコメント。

2009年の最終2戦でトヨタからF1デビューを果たし、印象的なパフォーマンスをみせた小林可夢偉だったが、その直後にトヨタはF1から撤退。そんな可夢偉のF1キャリアを救ったのがザウバーと言える。

「このチームは2年前、非常に厳しい状態にありましたが、チームの再建に僕が少しでも貢献できているのであれば、それはすごく誇りに思うし、僕のF1キャリアを助けてもらったという感謝の気持ちもあります」

今年、ルーキーのセルジオ・ペレスを起用したザウバーで、小林可夢偉はチームリーダーとしてマシン開発の責任を担っている。

「来年はとにかくしっかり最後まで開発を進められるようにするのが目標です。今シーズンに向けた冬の間の開発の方向性は間違っていなかったし、スタートも今年のような形でいいと思います。ただ、たとえどんなに素性がいいクルマでも、シーズン中に他のチームのクルマが開発が進んで速くなっているなか、その開発競走に遅れると、つらくなるということも分かりつつあります」

「僕としてもシーズン中の開発がぶれないようにチームを引っ張る役をどう果たせばいいのか、今年は初めての経験だったので分からなかったことがあるんですけど、そういうことを伝えていく能力も大事だと感じています。そういう意味では来年は違うアプローチをしないといけないと思うし、それはまだまだ勉強中です」

「ともかく来年が決まったからといって気を抜かず、ひとつも取りこぼさないように残り8レースを戦います。みなさまこれからも応援よろしくお願いいたします」

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カテゴリー: F1 / 小林可夢偉 / ザウバーF1チーム