【インディカー】 セバスチャン・ブルデーが優勝、佐藤琢磨は5位
2017年 インディカー 開幕戦 セント・ピーターズバーグの決勝レースが現地時間12日(日)に行われた。
優勝はセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン・レーシング)。予選ではアクシデントを起こしてしまったセバスチャン・ブルデーだったが、マシンのセッティングは非常に高いレベルまで到達させていた。
レースで採用した作戦も見事なもので、最後尾グリッドからのスタートでありながら、1度目のピットタイミングが絶妙で、トップグループが揃ってピットストップに向かったことによって2番手まで浮上することに成功した。
セバスチャン・ブルデーは37周目にトップに躍り出て、そこから先はライバル勢につけ入るすきをいっさい与えることなく、10秒もの大差をつけて今シーズン初勝利、キャリア36勝目のゴールへと飛び込んだ。11年シーズンをともに戦ったチームへ復帰したセバスチャン・ブルデーは、同時にHondaファミリーへの復帰も果たしたが、その最初のレースですばらしい優勝を最後尾グリッドから成し遂げた。
2位にシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)、3位にはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が続いた。
アンドレッティ・オートスポーツでの初レースとなった佐藤琢磨は、最終ラップまで4位を走っていたが、最終コーナーでチームメイトのライアン・ハンターレイに抜かれ、5位で開幕戦をフィニッシュした。だが、リスタート時にハンターレイが接触を避けてくれたこともあり、レース後は「問題ないです。チームとして4位と5位でフィニッシュできてよかったです」と佐藤琢磨は語った。
Hondaドライバー4人がトップ5でのゴールを達成。そして、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オーストポーツ)が7位、ジェームズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が9位、ルーキーのエド・ジョーンズ(デイル・コイン・レーシング)が10位でゴールしたことから、17年シーズンの開幕戦において、7人のHondaドライバーがトップ10でのゴールを記録した。
セバスチャン・ブルデー(優勝)
「セント・ピーターズバーグでのレースというのは、後方スタートの不利を跳ね返すのがシリーズ中で最も難しいレースです。コース上でのオーバーテイクは至難ですから。マシンの調子は上々と感じていたのですが、昨日の土曜日の予選中に私がミスを冒し、大きなチャンスをふいにしてしまいました。もう、どうしていいのかが分からなくなってしまったほどでした。その厳しい状況から今日をここまですばらしい一日へと変えられたことに対して、チームのスタッフやクルーに感謝の言葉を伝えたいです。Dale Coyne Racingに復帰し、以前にともに戦った人々との最初のレースを走り、優勝できたことに感激しています。復活を果たした私たちのメンバーは、今日と同じような成績を何度も獲得することになるかもしれません」
カテゴリー: F1 / インディカー
優勝はセバスチャン・ブルデー(デイル・コイン・レーシング)。予選ではアクシデントを起こしてしまったセバスチャン・ブルデーだったが、マシンのセッティングは非常に高いレベルまで到達させていた。
レースで採用した作戦も見事なもので、最後尾グリッドからのスタートでありながら、1度目のピットタイミングが絶妙で、トップグループが揃ってピットストップに向かったことによって2番手まで浮上することに成功した。
セバスチャン・ブルデーは37周目にトップに躍り出て、そこから先はライバル勢につけ入るすきをいっさい与えることなく、10秒もの大差をつけて今シーズン初勝利、キャリア36勝目のゴールへと飛び込んだ。11年シーズンをともに戦ったチームへ復帰したセバスチャン・ブルデーは、同時にHondaファミリーへの復帰も果たしたが、その最初のレースですばらしい優勝を最後尾グリッドから成し遂げた。
2位にシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)、3位にはスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)が続いた。
アンドレッティ・オートスポーツでの初レースとなった佐藤琢磨は、最終ラップまで4位を走っていたが、最終コーナーでチームメイトのライアン・ハンターレイに抜かれ、5位で開幕戦をフィニッシュした。だが、リスタート時にハンターレイが接触を避けてくれたこともあり、レース後は「問題ないです。チームとして4位と5位でフィニッシュできてよかったです」と佐藤琢磨は語った。
Hondaドライバー4人がトップ5でのゴールを達成。そして、マルコ・アンドレッティ(アンドレッティ・オーストポーツ)が7位、ジェームズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン・モータースポーツ)が9位、ルーキーのエド・ジョーンズ(デイル・コイン・レーシング)が10位でゴールしたことから、17年シーズンの開幕戦において、7人のHondaドライバーがトップ10でのゴールを記録した。
セバスチャン・ブルデー(優勝)
「セント・ピーターズバーグでのレースというのは、後方スタートの不利を跳ね返すのがシリーズ中で最も難しいレースです。コース上でのオーバーテイクは至難ですから。マシンの調子は上々と感じていたのですが、昨日の土曜日の予選中に私がミスを冒し、大きなチャンスをふいにしてしまいました。もう、どうしていいのかが分からなくなってしまったほどでした。その厳しい状況から今日をここまですばらしい一日へと変えられたことに対して、チームのスタッフやクルーに感謝の言葉を伝えたいです。Dale Coyne Racingに復帰し、以前にともに戦った人々との最初のレースを走り、優勝できたことに感激しています。復活を果たした私たちのメンバーは、今日と同じような成績を何度も獲得することになるかもしれません」
2017 インディカー 開幕戦 セント・ピーターズバーグ 結果
No | Driver | Team | ||
---|---|---|---|---|
1 | 18 | セバスチャン・ブルデー | Dale Coyne Racing | H |
2 | 1 | シモン・パジェノー | Team Penske | C |
3 | 9 | スコット・ディクソン | Chip Ganassi Racing | H |
4 | 28 | ライアン・ハンターレイ | Andretti Autosport | H |
5 | 26 | 佐藤琢磨 | Andretti Autosport | H |
6 | 3 | エリオ・カストロネベス | Team Penske | C |
7 | 27 | マルコ・アンドレッティ | Andretti Autosport | H |
8 | 2 | ジョセフ・ニューガーデン | Team Penske | C |
9 | 5 | ジェームス・ヒンチクリフ | Schmidt Peterson Motorsports | H |
10 | 19 | エド・ジョーンズ | Dale Coyne Racing | H |
11 | 98 | アレキサンダー・ロッシ | Andretti Autosport | H |
12 | 10 | トニー・カナーン | Chip Ganassi Racing | H |
13 | 21 | J.R.ヒルデブランド | Ed Carpenter Racing | C |
14 | 7 | ミハイル・アレシン | Schmidt Peterson Motorsports | H |
15 | 4 | コナー・デイリー | AJ Foyt Racing | C |
16 | 8 | マックス・チルトン | Chip Ganassi Racing | H |
17 | 15 | グラハム・レイホール | Rahal Letterman Lanigan Racing | H |
18 | 83 | チャーリー・キンボール | Chip Ganassi Racing | H |
19 | 12 | ウィル・パワー | Team Penske | C |
20 | 20 | スペンサー・ピゴット | Ed Carpenter Racing | C |
21 | 14 | カルロス・ムニョス | AJ Foyt Racing | C |
カテゴリー: F1 / インディカー