ホンダ F1
ホンダは7日(火)、F1日本グランプリを目前に控え、東京・青山のウェルカムプラザで記者会見を行った。

今シーズン、コンストタクターズ9位と低迷を続けているホンダF1チーム。大島裕志は「ご期待に応えるよな結果を出せず、悔しく思っている」と語るなど、今シーズンに関するトーンは低い。

中本修平は、今シーズンの低迷を「昨年のマシンは空力に大きな問題を抱えていて、エアロのチームを作り変えた。結果的に、開発のスタートが遅れてしまった。その遅れが、シーズンの前半のレース成績に影響が出てしまった。その遅れをロスを中心にキャッチアップし、エアロのアップデート、メカニカルのアップデートを続けてきて、クルマは仕上がりつつあるが、持っている力を100%出し切れていない。それがレース結果になってしまっている。」と元気なく語る。

ロス・ブロウンも今シーズンの結果を「残念な結果」と表現するが「やむを得ない犠牲だった」と語る。

「私自身、チームの仕組みを理解する上で重要だったし、様々な補強を図ってきたし、チームが力を発揮できる体制を練ってきた。期待通りのマシンではなかったが、犠牲を払う必要があった」と準備の1年だったことを強調。

来シーズンは、レギュレーションが大きく変わることもあり、各チームにとって大きなチャンスになる。ホンダは今年、どこよりも早く2009年の準備を進めている。

大島裕志は「来シーズンを見据えて、かなり早くから準備を進めている。ヘレスではKERS搭載マシンの走行テストも行い、順調に進んでいる。ホンダが持っていてものにロスのノウハウを投入し、チーム基盤は着実に強化されている。来年はロスの指揮のもと、新レギュレーションに対応した新型マシンでチーム一丸となって戦っていく。」

来年、日本GPは鈴鹿で行われる。現在は開催に向け順調に改修作業を進められていると語る大島は「生まれ変わった鈴鹿に堂々と戻って、期待に応えたい」と決意を新たにした。

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1日本GP