シューベルト ヘルメット
ヘルメットメーカーのシューベルトは、フェリペ・マッサの事故を受け、改良モデルを発表した。

事故当時、フェリペ・マッサが使用していたカーボンファイバー製のヘルメットは、時速265kmで飛んできた800kgのスプリングの衝撃には耐えたが、バイザーの左側が外れてしまった。

それを受け、シューベルトは、留め具の取り付け部分にチタニウムディスクを追加した。

シューベルトのエンジニアであるオリバー・シンプは「フェリペのバイザーは、医師が引っ張ったことで外れただけだ。しかし、これまでプラスティックだったバイザーとヘルメットの接地部分にチタニウムディスクを挿入した」と説明。そして、強度を倍増させたことは「事故への対応」であることを認めている。

今月末のヨーロッパGPでF1復帰を果たすミハエル・シューマッハは、その改良版ヘルメットを使用するとのこと。F1復帰に向けてわずかにカラーリングも変更したシューマッハの“シューベルトRF1”の費用は1万2,000ユーロ(約166万円)だという。

現在のF1ドライバーでは、キミ・ライコネン(フェラーリ)、ニコ・ロズベルグ(ウィリアムズ)、ニック・ハイドフェルド(BMWザウバー)がシューベルトのヘルメットを使用している。

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カテゴリー: F1 / ヘルメット