ジョリオン・パーマー
GP2チャンピオンの称号には、もはやF1シートをもたらす価値はないと、ジョリオン・パーマーは嘆く。

今年、3レースを残してGP2チャンピオンを獲得したジョリオン・パーマーは、2015年のF1シート獲得に大きな期待を抱いていた。

だが、実際にF1シートを獲得したのは、ジョリオン・パーマーよりもランキング下位に終わったフェリペ・ナスルだった。

GP2チャンピオンは、2012年のダビデ・バルセッキ、2013年のファビオ・ライマーと2年続けてF1昇格を果たせておらず、2014年のチャンピオンであるジョリン・パーマーもいまのところF1シート獲得の可能性は低いと認めている。

ジョリオン・パーマーは、GP2チャンピオンの称号は、F1へ導く価値がなければならないと主張する。

「本当にがっかりしている」とジョリオン・パーマーはコメント。

「僕が負かした人たちがF1のグリッドにいて、僕はそれについて何もできることがないんだからね」

「僕は一大会を残してチャンピオンになった。今年できる限りのことをやり遂げて、きちんとした形でGP2チャンピオンも手にした。でも、僕がシーズンを通し余裕をもって負かした男がF1のグリッドにいる」

ジョリオン・パーマーは、自分より下位に終わったにも関わらず、ザウバーの2015年のF1シートを獲得したフェリペ・ナスルに言及。

「でも、彼は支援を受け、ザウバーは支援を必要としていた。それが今年のF1なんだ」

ジョリオン・パーマーは、GP2チャンピオンがF1に昇格できないのであればシリーズの評判に傷がつくだろうと語っている。

「そうだね、確実に悪いメッセージになると思う」

「実際、チャンピオンが昇格できず、選手権の3位が昇格できるのなら、勝者になる意味なんてある?」

「ナスルはいいドライバーだし、F1に値するドライバーだということを示したんだろう。でも、そうであれば、彼を負かした僕がF1グリッドに値しなければならないと思う」

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カテゴリー: F1 / GP2