F1 2017 エンジンペナルティ
FIAは、2017年からF1チームがグランプリ週末に大量のパワーユニットのエレメントを交換してストックすることができないようにレギュレーションを変更した。

今年、エンジンペナルティは最大でも最後尾までの降格に変更されたため、一度に大量のエレメントを導入して、シーズン後半にむけてストップするという戦略がとられた。

F1ベルギーGPでは、ルイス・ハミルトンが、3基の新しいパワーユニットを降ろし、合計55グリッド降格のペナルティを受けたが、これによってシーズン終了まではエンジンペナルティを受けなくてもいい見通しがついた。同様に、F1ベルギーGPではフェルナンド・アロンソもホンダのパワーユニットのコンポーネントを複数回交換し、合計60グリッド降格ペナルティを科せられている。

このような戦略には批判が集まっており、2017年にはそれが違法となるような規則変更がなされることになった。

2017年は、一度に同じエレメントを複数導入した場合、その後のレースでペナルティを受けずに使用できるのは1基のみとなる。

FIAは「1つのグランプリ中にパワーユニットのエレメントのうち、ペナルティに値するものを2つ以上導入した場合、最後のエレメントのみが、さらなるペナルティなしにその後のイベントで使用することができる。これはパワーユニットのエレメントのスペアをストックすることを防ぐ措置である」と述べた。

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カテゴリー: F1 / FIA(国際自動車連盟)