F1 ハンガリー 予選
F1ハンガリーGPの予選が23日(土)、ハンガロリンクで行われた。

開始前にハンガロリンクには雨が降り、セッションは20分遅れてスタート。しかし、その後、再び雨が強くなったことで赤旗中断。その後も、クラッシュするクルマが相次ぎ、複数回赤旗が提示された。だが、Q2からは太陽が顔を出し、ドライタイヤでタイムが記録された。

1位:ニコ・ロズベルグ (メルセデス)
「とてもエキサイティングな予選だった。最初は大雨で大きな水たまりもあってクレイジーなコンディションだったし、多くのクルマがコースオフしていた。僕のマシンはウェットでとてもフィーリングが良かった。でも、僕たちにとっては乾いた後の方がベストな状況だった。レッドブルがウェットで強いことは知っていたからね。最終ラップで全力を尽くしたし、それがうまく行った。チームに心から感謝している。いつも確実に僕が良いポジションを取れるように素晴らしいチーム努力をしてくれている。ここハンガリーでポールポジションになるのは素晴らしい気持ちだ。明日はルイスやレッドブル相手に激しいバトルになるだろうし、楽しみにしている」

2位:ルイス・ハミルトン (メルセデス)
「あのコーナーを回ってフェルナンドが僕の方を向いているなんて全く予想していなかったよ! 僕はあの時点で0.4秒速かったし、クルマのバランスにも本当に満足していた。だからポールポジションを獲得できるところだった。でも、これがレースだし、2番手からベストを尽くす。良いスタートを切ることが助けになるだろう。僕がトップになるのも時間の問題さ! プラクティスでは正しいやり方ができたように感じているので、明日こそは良いスタートを決められるように心から願っている。ターン1までは長い直線なので、そこでチャンスがある。それですべてが変わってくるだろう。午前中の僕のロングランのペースはとても良かったし、良いレースになることを期待している」

3位:ダニエル・リカルド (レッドブル)
「フェルナンドがターン9でスピンしたのを見たときは、かなりタイムを縮めているところだったので腹立たしかったし、ニコのタイムを聞いたときは、間違いなくそこへ行けたと思った。彼やルイスがどれくらいイエローフラッグの影響を受けたかはわからないけれど、僕たちは1分19秒9以上のタイムを出せたと思う。メルセデスからポールを奪える機会は多くないけど、今日は間違いなくそのチャンスがあったと思う。でも、ポジティブな点として、僕たちは速かったし、ペースも良かったし、マシンに満足していた。昨日もハッピーだったけど、今日はさらにスピードを見つけたと思うし、明日にむけて良い状況であることを願っている。コンディションが変わっていって楽しかったし、本当に楽しんだ。スタートからこの状況を受け入れていたよ。クレイジーだったし、アクアプレーニングや水しぶきが本当に酷くて、アドレナリンが湧き出ていた。とても素早く乾いていったので、それに対応していかなければならんかったし、クールだったね」

4位:マックス・フェルスタッペン (レッドブル)
「Q3は少し残念だった。全員がバックオフしていたので、僕もフリーラップを得るためにバックオフしなければならなかったからね。前のクルマとの間が2〜3秒の場合は、ラップタイムを落ちてしまう。特に予選では望ましくないね。0.8秒の差でラインに届かなくてとても残念だったけど、いずれにせよイエローフラッグが出たので、改善できなかった。とてもトリッキーな予選だったので、4番手にはとても満足できる。コンディションがあのようなときは、常にちょっとしたギャンブルだし、持っちえる力をすべて発揮できないものだ。予選でもっと上位に入れるスピードがあったと思うけど、今日はそうはならなかった。レースでは、もう数ステップ先を行ってメルセデスに近づけることを願っている。ペースがあるのでは確かだし、とてもエキサイティングになると思う。彼らにデグラデーションの問題が起きれば、チャンスはあるだろう。FP3ではクルマはとても快適だったし。もし明日のレースで同じセットアップを維持できて、ハードに戦えることを期待している」
4
5位:セバスチャン・ベッテル (フェラーリ)
「もっと上に行けたはずだし、5番手には満足していない。最初のセッションはかなりめちゃくちゃな状況だったけど、最終的に僕たちのクルマには良いパフォーマンスがあったと思う。今日の午後は改善していたけど、残念ながら結果には表れていない。ペースは良かったけど、きちんとラップをまとめることができなかった。最終的にはとても良かったので残念だ。僕たちはすでに0.5秒ほど遅れていたと思う。イエローフラッグが出たけど、それでも走り続けた。そしたらトラフィックだ。まあ、こういうこともあるよね。明日は表彰台を争うペースがあると思うので、良いスタートを決めて、攻めていきたい。長いレースだし、ここでは何が起きるかわからない。僕たちは通常レースペースの方が速いはずだ。みんなができるだけ最速の戦略を選ぼうとするものだけど、常に工夫の余地はある。チャンスがあれば、頭を使って出し抜きたい。僕たちにはそれができる人々が揃っているし、彼らを信頼している」

6位:カルロス・サインツ (トロ・ロッソ)
「ワォ、なんという予選セッションで、なんという結果だろう...とても良い気分だよ! 実を言えば、午前中にFP3のペースを見た後はQ3に進むことは無理だろうと思っていたけど、突然、予選では全てが向きが変わった。クルマをかなり快適に感じることができた。おそらく雨と涼しいコンディションが助けになったんだと思う。たぶん僕のキャリアで最もタフな予選セッションだった。毎回どのタイヤを選ぶか判断して、どこが乾いていて、どこがまだウェットかを見て、どのラインを取るかを決めて、タイヤを冷やして、タイヤを温めて...とってもトリッキだったよ! でも、僕たちは毎回正しいタイミングで正しい場所にいたし、全ての予選セションを切り抜けて、明日にむけて素晴らしいポジションで終えることができた! レースでも今日の予選での良いフィーリングを維持できることを願っている」

7位:フェルナンド・アロンソ (マクラーレン・ホンダ)
「久しぶりにマクラレーンの両マシンが予選でトップ10に入った。今週末は僕たちにとってまた一歩前進となり、チームの方向性と進化には満足している。僕たちが非常に速かったQ2の難しいコンディションでの走行は、特に楽しかった。今日の僕たちはドライでもウェットでも速かったし、ウェットとドライが入り混じったコンディションでは、さらにスピードがあった。そのミックスコンディションでドライタイヤを履いた際には、少しリスクを背負ったけど、本当に楽しかった。今週末は好調だ。ここは他のサーキットよりも僕たちのマシンに適しているし、僕は今のところ、どのセッションでも7番手につけている。僕たちの競争力はまずまずだし、明日のレースではさらに改善できればと思っている。最終ラップでは、6コーナー進入時にブレーキを踏むタイミングが遅くなり、シケインを横切ってしまったため、そこで少し時間をロスした。なので、それを挽回したかった。おそらくプッシュし過ぎて、9コーナーでスピンを喫した。ラップタイムを0.2秒更新できると思っていたけど、逆に自分のミスでそのチャンスを失い、少しフラストレーションがたまった。ただ、明日の決勝に向けて7番手のポジションを獲得したことは、まずまずの結果だ。明日はコース上のクリーンサイドからのスタートとなる。明日は入賞を目指して、仕事を成し遂げる必要がある」

8位:ジェンソン・バトン (マクラーレン・ホンダ)
「今日はドライとウェットの入り混じったコンディションで、マシンがうまく機能していた。迅速な判断を必要とし、それが毎周異なるといった状況は、いつも楽しいものだ。フェルナンドと僕は、そういった状況を対処するのが得意だと思う。最後のアタックラップでは、確実に0.2〜0.3秒更新する勢いで走行していたけど、実際それによって最終的なラップタイムに違いが出ていたのかどうかはわからない。イエローフラッグが出されたので、僕たちは最終ラップを走り切ることができなかったけど、このようなコンディションでは、そういうことは時に起こるものだ。予選で両マシンがトップ10に入ったのはよかったけど、それを成し遂げた途端、それでは物足りず、さらに上を求めたくなった。明日はダーティーサイドからスタートするので、僕にとっては厳しい状況だけど、それを最大限に生かすつもりだ。ここには新しいアスファルトが敷かれており、今日雨が降ったことから、実際には思ったよりも少しいい状況になるかもしれない。僕たちが競い合うべきマシンよりも前のポジションを獲得できたことは、よかった。ただ、前方にいる他チームのマシンは、僕たちよりもずっとスピードがある。ウェットコンディションでは、タイヤをうまく機能させるのがとても難しかった。特にフロントタイヤで苦労した。また、フロントウイングの部品が外れるという問題がありまったけど、修理したところ、問題は解決した。ウェットコンディションではフロントエンドにまだ問題があったけど、最終的には改善した。ドライコンディションのときはとても楽しかったし、マシンの実力を最大限に引き出すことができた。明日は7番手および8番手からスタートするけど、これはそれほど悪いポジションではない。今日のようなコンディションでは、僕たちは常にいい仕事をしてきたし、チームにとってはうれしい結果だ。明日どうなるのかは本当に予想がつかないけど、決勝を楽しみにしているよ!」

9位:ニコ・ヒュルケンベルグ (フォース・インディア)
「トップ10内にいるのは常に良いことだ。トリッキーなコンディションでのセッションでは特にね。チームとして、僕たちはかなり多くの赤旗にうまく対処したと思う。落ち着いて、リズムを維持することが重要だからね。雨が止んで、トラックは非常に素早く乾いていった。Q2の最後までには太陽も出ていたし、トラックはほぼ完全にドライだった。Q3はちょっと難しかった。とにかくバランスがとれていなかったし、最後のラップではアンダーステアに苦しんでいた。その点を考えれば、トラックがもう少しウェットのままだった方が良かったかもしれないね。それでは9番手は良い位置だし、そこから力強いレースができると確信している」

10位:バルテリ・ボッタス (ウィリアムズ)
「今日は気象状況によって本当にトリッキーな予選セッションだった。チームとして正しい戦略判断ができたと思う。最後の走行でイエローフラッグが出たことでポジションを逃してしまったのは残念だ。かなりラップタイムを改善していたけど、スローダウンしなければならかったので明らかに犠牲になったし、ちょっと不運だった。明日はフォース・インディアと良い戦いできると思うし、僕のミッションは彼らを倒すことだ」

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カテゴリー: F1 / F1ドライバー / F1ハンガリーGP