フェルナンド・アロンソ
フェルナンド・アロンソは、先週末のF1ベルギーGPで論争の的となったマックス・フェルスタッペンのキミ・ライコネンへの防御はF1レギュレーションの範囲内だったと説明した。

マックス・フェルスタッペンは、ケメルストレートでキミ・ライコネンをブロックするためにラインを変更した行為について非難の的となった。

キミ・ライコネンは、自分がブレーキをかけなかったら“大きな事故”になっていたと主張。フェルスタッペンがやり方を変えなければ“遅かれ早かれ”事故が起きると述べた。

スパでのマックス・フェルスタッペンの振る舞いについて質問されたフェルナンド・アロンソは「ストレートの途中では、他のドライバーが並んでいない限り、1度の動きは許されている。なので、全て正しい」とコメント。

「マックスに関して、ストレートでキミがサイド・バイ・サイドだったとは思わない」

「とても遅かったし、彼はキミがどこにいるか判断できていなかったのかもしれない。でも、キミはまだ後ろにいた」

F1の競技規約27.7には「直線走路で、あるいはブレーキングエリアの手前で、自らの順位を守ろうとするドライバーは、その最初の動きで走路の全幅を使用することができるが、追い越しを試みようとする車両の大部分が、順位を守る側の車両に横付けになった状態でないことを条件とする」と記されている。

「このような方法で順位を守る間、当該ドライバーは正当な理由なく走路をはみ出すことはできない」

「疑義を生じることのないよう、追い越しを試みる車両のフロントウイング部分が先行車両のリアホイールにかかっている状態である場合、それは“車両の大部分”であると見なされる」

規約は十分に明白だったか、フェルスタッペンの動きは問題なかったかと質問されたフェルナンド・アロンソは「明白だったと思う」と述べた。

だが、規約ではクルマのスピード差は考慮されていない。特にケメルストレートはDRSゾーンの一部であったため、スピード差は大きかった。

フェルナンド・アロンソは「2001年にミナディルにいたときのことを思い出す。ミハエル(シューマッハ)が来たときは、スピード差はさらに大きかった。それがF1だ」とコメント。

だが、マックス・フェルスタッペンは、ブレーキングゾーンでの動きについても非難され続けている。レギュレーションでは定義されていない部分だが、ドライバー間で暗黙の了解とされている部分だ。

「2つの非常に異なる事故についてファンを混乱させてはいけない。フェルスタッペンとキミのようなストレートの途中でのものか、もしくは、オーストラリアでの僕(エステバン・グティエレスのリアに接触)のようなブレーキングエリアでのものかをね」とフェルナンド・アロンソはコメント。

「でも、僕はブレーキングポイントの判断を誤ったんだと思うし、より大きかった」

「もしくは、ハンガリーでのマックスとキミに関しては、マックスはターン2へのブレーキング中に動きすぎたと思う。彼はあまりにアグレッシブだった」
「僕たちはドイツのドライバーズブリーフィングでそれについて話した」

「全てのドライバーがハンガリーでのマックスには不満を抱いていた。ターン2のブレーキング中だったからね」

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カテゴリー: F1 / フェルナンド・アロンソ