角田裕毅 レッドブルF1残留に暗雲「残す理由ない」と厳しい批判

角田裕毅は、日曜日の圧倒的勝者マックス・フェルスタッペンとの差が拡大して見えたのは、レッドブルの新しいフロアを装着していたのがフェルスタッペンだけだったためだと認めた。
しかし評論家たちは納得しなかった。「彼のチームメイトは彼をほとんど周回遅れにしそうだった」とティモ・グロックはSkyドイツに語った。
「彼はこのマシンなら当然ポイントを取るべきだったのに、そうしなかった。レッドブルが彼を残す理由はまったくない」
レッドブルの2026年の計画はすでにアイザック・ハジャーを中心に据えているようだ。ハジャーはレーシングブルズで初表彰台を獲得し注目を集めている。一方でチームメイトのリアム・ローソンは、フェルナンド・アロンソやカルロス・サインツといったライバルたちからの批判や、場当たり的な攻撃性によって大きく取り沙汰されている。
ランド・ノリスは、ローソンの最新のインシデントのリプレイが流れるのを見ながらクールダウンルームで「彼は何をしていたんだ?」とつぶやくのが聞かれた。
ローソン自身も、もはやレッドブル・レーシングへの復帰を考えていないと認め、代わりに「どこかのシートを確保する」ことだけを2026年に向けて望んでいると語った。

日曜の表彰台前にノリスが見ていたインシデントとは何だったのか。それはローソンが角田裕毅と衝突した場面だった。この件でヘルムート・マルコ博士は激怒した。
「我々のチーム内でローソンとの衝突をするなんて信じられないほど愚かだ」と82歳のマルコは言った。「それによってさらにマシンにダメージが加わったようだ」
レッドブルが2026年のラインナップを最終決定するのは10月までないと見られているが、角田裕毅のチャンスは今やほとんどゼロのように思われる。「リスクはどこにある?」とグロックは、ドライバー交代の可能性について問われた際にこう答えた。
「他の誰かを乗せることもできるだろうが、本当の問題は──そのシートに座りたいと思うドライバーが誰か、ということだ」
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