角田裕毅 レッドブルF1代表は「今季交代は考えていない」もハジャーを評価

その一方で、ザントフォールトで初表彰台を獲得したアイザック・ハジャーについても「大きな成長を示した」と称賛。角田裕毅とハジャー、二人の存在がレッドブルの来季ドライバー決定に向けた焦点となっている。
マックス・フェルスタッペンは現時点でレッドブル・ファミリーの中で唯一、2026年のシートが確保されている。しかし他のドライバーたち、特にフェルスタッペンのチームメイトについてはまだ不透明な状況にある。
「短い答えは『イエス』だと思う」と、レッドブルのチーム代表ローラン・メキースはRacingNews365からの「角田がシーズン残りもレッドブルにとどまるのか」という質問に対して答えた。「我々はドライバーについて決断するための時間があることを非常に明確かつ公にしてきた。そして我々のプログラムには来年に向けたいくつものシナリオをカバーできる十分なドライバーが揃っている」
「だから拙速な決断を下す理由は本当にない。そして君の質問に関して言えば──いや、我々はシーズン中に何かを変えるつもりはない。角田はここ3戦で良いステップを踏んできた。我々はもっと多くを求めているが、彼はいい仕事をしている。彼はザントフォールトで7戦ぶりにポイントを獲得した。ブダペストではマックスに近い位置にいたし、スパではチームにとって自己最高の予選ポジションを獲得した。つまり、彼はポジティブな流れにある」

メキースはさらに、レーシングブルズでのハジャーのパフォーマンスについても言及した。「レーシングブルズのマシンでアイザックが前進していくのを見られるのは本当に楽しいし、彼が直近のレースで見せたようなレベルで走るのを見られるのも素晴らしいことだ。あれは彼がどれだけ前進したかを示す素晴らしいデモンストレーションだった。我々はドライバーというテーマについて非常にリラックスしている。なぜなら基本的にレッドブルは全てのカードを手にしているからだ。そして我々は決断を下すのを数週間、あるいは数か月遅らせることもできる」
「もちろんそれは、最終戦まで決断を待たなければならないという意味ではない。なぜなら我々は、それがある意味でドライバーたちに影響を及ぼすことを理解しているからだ。だが現時点で我々が十分な時間を持っていると確信しているのは間違いない」とメキースは締めくくった。
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