角田裕毅 レッドブルF1で苦境続く クルサード「RBに戻りたくなっているかも」
角田裕毅は、マックス・フェルスタッペンのチームメイトとしてプレッシャーを受けながらも、そのパフォーマンスに近づくことができずに苦戦している。

先週末のF1スペインGPでは、角田裕毅は予選で最下位に沈み、チームメイトであるマックス・フェルスタッペンよりおよそ0.5秒遅れを取った。

「通常であれば、角田がフェルスタッペンに対してつけられた差は受け入れられないほどのものではなかった」と元レッドブルのF1ドライバー、デビッド・クルサードはバルセロナでの予選後に英『チャンネル4』に語った。

「でも、F1の世界はそれだけ接戦なんだ。彼は最後尾だった。それはレッドブルにとって本当に厄介な状況だし、角田裕毅にとっても同様だ」

「彼は今ごろ『レーシングブルズに戻してくれないかな!』と感じていても不思議じゃない。あっちのマシンの方が、ドライバーにとってはもっと扱いやすそうに見えるからね」

角田裕毅は今季、レッドブルの姉妹チームから待望の昇格を果たし、リアム・ローソンに代わってマックス・フェルスタッペンのチームメイトとなった。ローソンがその座にいたのはわずか2戦だけだったが、代わって昇格した角田裕毅もまた苦戦している。

角田裕毅 レッドブル F1

角田裕毅は、スペインGPで最下位に終わった予選について「RB21の根本的な制限がある」と指摘し、マシンの挙動について「突然ガクンと落ちるんです」と表現した。

決勝では13位で完走したが、ノーポイントに終わったことは、レッドブルにとって望ましい結果ではない。

とはいえ、マックス・フェルスタッペンですら、過去3年のように常に安定したパフォーマンスを引き出すことはできていない。

現在マックス・フェルスタッペンは、F1ドライバーズ選手権の首位に立つオスカー・ピアストリに49ポイント差をつけられており、レッドブルはコンストラクターズランキングでマクラーレン、フェラーリ、メルセデスに次ぐ4位に甘んじている。

この状況は、角田裕毅が直近2戦でポイントを獲得できていないことも影響している。

レッドブルの忍耐力には限りがあるだけに、角田裕毅はこの負の流れを早急に断ち切る必要がある。

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / デビッド・クルサード