角田裕毅 レッドブルF1昇格を「ニューウェイが反対」発言をホーナーが否定

レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるマルコは、2022年のイギリスグランプリで角田裕毅が当時のチームメイトであるピエール・ガスリーとクラッシュしてしまったことが原因で、エイドリアン・ニューウェイが角田の姉妹チームからレッドブル・レーシングへの昇格を妨害したと主張した。
「長い間、裕毅には一貫したパフォーマンスを発揮できず、あちこちで愚かなミスを犯すというイメージがあった。昨年メキシコで起きたのはまさにそれだった。そして、我々にとって決定的な局面が始まった」とマルコはKleine Zeitungに語った。
「ローソンに関しては、当初は正反対だった。彼はどんなに大きなプレッシャーがかかっていたとしても、すぐに結果を出した。しかし、振り返ってみると、それは正しい判断ではなかった」
「しかし、一般的に、多くのことはひとつの出来事に起因している。シルバーストーンでは、角田裕毅がピエール・ガスリーのマシンに突っ込み、コース上でのマシンの一部がフェルスタッペンのマシンのアンダーボディを損傷し、レースを棒に振った。当時、エイドリアン・ニューウェイは激怒した」
「それ以来、彼はニューウェイにとって目の上のたんこぶだった。しかし、今ではニューウェイはチームを去り、裕毅は自分自身を鍛え直した」

しかし、エイドリアン・ニューウェイの妻アマンダはソーシャルメディア上で、2024年末に日本人ドライバーの昇格を見送る決定をした際、ニューウェイはチームから離れていたと主張した。 ホーナーは鈴鹿でのSky Sports F1放送でこの件について言及した。
「エイドリアンは、今年のドライバーの件には関与していなかった」とホーナーは語った。
「私が目にしたコメントからすると、ヘルムートが言及していたのは2022年のシルバーストーンでの出来事のことだったと思う。エイドリアンは今年のドライバー選択には一切関与していなかった」
エイドリアン・ニューウェイは、2024年のマイアミ・グランプリを前に、20年近く在籍したチームを離れることを発表した。ニューウェイは、自身の将来についてしばらく熟考した後、アストンマーティンと契約した。ニューウェイが休職中、レッドブルはセルジオ・ペレスを交代させることを決定し、最終的にマックス・フェルスタッペンのチームメイトとして、ルーキーのリアム・ローソンが最適であると判断した。
しかし、2025年シーズンの第3戦を前にレッドブル・レーシングはローソンを角田裕毅に交代させた。
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