角田裕毅 レッドブルF1冷遇に「アストンマーティンに電話しろ」とデイモン・ヒル
元F1ワールドチャンピオンであるデイモン・ヒルは、レッドブルF1から冷遇されている角田裕毅に「今すぐにアストンマーティンF1に電話しろ」と助言している。

オランダGPでは、レッドブル・レーシングは夏休みの間に何もなかったかのようにグリッドに並ぶ。マックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスは、ザントフォールトでチームのためにレースに臨むが、マクラーレンとメルセデスがコンストラクターズ選手権で急速に差を縮めているため、レッドブルチームへのプレッシャーは高まっている。

しかし、レッドブルでセルジオ・ペレスの将来に関する会議が別の方向に向いていたら、状況は大きく変わっていたかもしれない。

チームはパドックで独特な立場にあり、今シーズン、RB F1チームで2人のドライバーがすでに速さを発揮している。

レッドブルがセルジオ・ペレスとの決別を決断した場合、ダニエル・リカルドがペレスの後任となる可能性が高いと見られていた。

ダニエル・リカルドがその話題の主導権を握る前には、リザーブドライバーのリアム・ローソンは2023年にアルファタウリで好成績を収めたことで、レッドブル・レーシングに昇格するとされていた。

これにより、今シーズンはリカルドを上回る成績を収めているにもかかわらず、角田裕毅は苦境に立たされた。

元F1ワールドチャンピオンのデイモン・ヒルは、F1 Nation Podcastで、角田裕毅の将来について考えを語った。

角田裕毅は、セルジオ・ペレスがレッドブルを解雇された場合、自分がシートにふさわしいと断言したが、その話には入っていなかったようだ。

デイモン・ヒルは、レッドブルの幹部は角田裕毅を昇格させるつもりはないようで、角田がF1キャリアを続けるためにはパドックの他のチームを探す必要があると考えている。

1996年のF1チャンピオンは、角田裕毅はアストンマーティンに電話して移籍を試みるべきだと考えている。

ホンダとのつながりが、フォーブス誌によると、11億ポンドの価値があるアストンマーティンF1チームへの道を開くかもしれない。ただし、現在のドライバーのどちらかを追い出すのは難しいだろう。

デイモン・ヒル、レッドブルに拒絶された角田裕毅にアストンマーティンに電話するよう助言
レッドブルの状況について、ジャーナリストのトム・クラークソンは「角田裕毅が、彼自身がふさわしいと考えている信頼性を獲得するには、何をすればいいのか? 彼は今年、一貫して速かった。それなのに、話題に上ることは一度もなかった」と語った。

デイモン・ヒルは「もし私が彼なら、今すぐにアストンマーティンに電話しているだろうね。なぜなら彼は日本人だし、彼らはホンダのエンジンを搭載する予定だからだ」

するとクラークソンは「レッドブルの中で、彼は正当な評価を得ることは決してないと考えているか?」と尋ねた。

デイモン・ヒルは「つまり、彼が『理解できない、意味が分からない』と言ったのは正しいということだ」と答えた。

角田裕毅

角田裕毅は今シーズンすでにアストンマーティンに移籍すると噂されている
ホンダは2026年にレッドブルとの現在のパートナーシップを終了し、アストンマーティンの独占的なパワーユニットサプライヤーとなる。

レッドブルとホンダの関係悪化の余波で、角田裕毅が巻き添えを食った可能性がすでに示唆されており、それがチームからの冷遇の一因となった可能性もある。

今シーズン、角田裕毅が絶好調だったとき、彼は年末に契約が切れるという状況で、グリッド上の複数のチームから誘いを受けていた。

結局、レッドブルは角田裕毅と1年間の新契約を結んだが、レッドブル・グループの一員である限り、彼のキャリアが発展していくことは難しい。

角田裕毅は5月、将来的にアストンマーティンと契約する可能性があることを認めた。

アストンマーティンも2025年のリザーブドライバーとして角田裕毅を検討していたが、グリッド上の場所を諦めることは日本人ドライバーにとって大きな後退となるだろう。

角田裕毅にとっての問題は、アストンマーティンにとって、経験と能力から見てフェルナンド・アロンソは事実上不可欠であり、ローレンス・ストロールが角田裕毅のために息子ランスを降ろすことはまずありえないということだ。

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / アストンマーティンF1チーム / ビザ・キャッシュアップRB