角田裕毅 F1マシン初テストでの放送禁止用語をレッドブルF1代表が回顧
角田裕毅は現在、F1キャリアの佳境にある。アメリカとブラジルでポイントを獲得し、アルファタウリの競争力が高まっていることを示した。今シーズン序盤は、イタリアチームのマシンでグランプリ中に悪態をつくことが常態化していた。

その悪態と暴言で、角田裕毅はF1ファンの人気者になった。レッドブル・レーシングのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、「私の子供たちは裕毅が大好きなんだ」と語る。

アルファタウリはご存知のようにレッドブルグループに属している。角田裕毅がF1でチャンスをつかんだのは、ホーナーのおかげでもある。そして、日本人ドライバーとの最初の出会いのひとつを、ホーナーは今でもよく覚えている。

ポッドキャスト『Eff won with DRS』の中で、ホーナーは陽気な逸話を語っている。

「彼は英語を学ぶためにイギリスに来て、ロンドン郊外を拠点とするイギリスのチームでドライブしていた。彼らは『スナッチ』やガイ・リッチーの映画に出てくるようなチームだった。だからこの小さな日本人は、motherf*****rやf**kという単語が英語の一部、英語のボキャブラリーの一部だと思っていたんだ」とホーナーは振り返る。

「それで彼はF1マシンに乗り込み、最初のテストで『アンダーステアが出たぞ、 motherf****r』と言ったんだ。本当にそう言ったのかって? 笑えたよ」

つまり角田裕毅は、イタリアでの生活が数年経った今でも、その悪態を完全には忘れていない。

アルファタウリが常日頃から「もう少し少なくてもいいのでは」と指摘しているのは常識である。

おそらく諸悪の根源F2時代に所属していたカーリンだ。ロンドン郊外から日本人を連れ出すことはできても、日本人からロンドン郊外を連れ出すことはできないらしい。

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カテゴリー: F1 / 角田裕毅 / レッドブル・レーシング / スクーデリア・アルファタウリ